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トリニータス・ムンドゥス登場人物(第二章)

ステラ(十七歳)

 狼人族の少女。ルークスの奴隷獣人部隊の養成施設で育てられたが、戦闘訓練で自らの実兄を殺せず不適格とされる。そのため、十五歳の時、奴隷として売られた。

 偶然、ルークスの奴隷市場に行ったデオダードに買われ、彼の護衛となる。

 獣人部隊では自我が強すぎると言われたが、命令を与えられないと行動できない。

 デオダードの死後、レイに所有権が移り、その後奴隷から解放される。

 奴隷以外として生きるすべを知らないステラは、レイたちの護衛として、二人に同行する。

 獣人の養成部隊でも一二を争う優秀な使い手で、短剣(剣術四十五)と投擲剣(投擲四十)を主として使うが、ロープや暗器を使う暗殺術が使え、気配を消したり、逆に敵の気配を読んだりするのが得意。



ロリス・デオダード(七十八歳)

 商業都市アウレラの元商人。

 一代で財をなした伝説的な商人だったが、引退を決意。財産を息子たちに譲ったあと、妻と二人で余生を過ごすつもりだったが、妻が不治の病に侵される。ルークスで奇跡を期待するが、腐敗した光神教に金だけを毟り取られ、妻は死亡。その後、自らも発病、優秀な薬師がいるサルトゥースに向かったが、手遅れだった。護衛のステラとと共にラクス王国を経由して、アウレラに戻ろうしていた。

 モルトンの冒険者ギルド支部長ソロウの古くからの友人。クロイックの街で急死。



ダンスタン・モークリー(三十八歳)

 デオダード商会のクロイック支店長。風采の上がらない小男だが、営業スマイルと隙のない交渉力で、十歳で奉公に上がってから、二十年で支店長に昇進する。クロイック以北を統括するやり手だが、誠実な商人。自らを見出してくれたロリス・デオダードを尊敬している。



ダドリー(四十二歳)

 クロイックの街の野盗の頭目。剣術士レベル28と、年齢の割には技量が低い。街のゴロツキたちを集め、小規模な商隊を襲撃していたが、レイたちに襲い掛かり、返り討ちにあう。



ハミッシュ・マーカット(四十八歳)

 フォンスに本拠を置く、マーカット傭兵団(通称レッドアームズ)の団長。アシュレイの父。

 2m近い身長、顔は髭で覆われ、ところどころに傷があるため、かなりいかついイメージ。

 豪放磊落で経験豊かであり、部下たちの信頼も厚く、ラクスの騎士団とも良好な関係を築いている。妻のアビーを18年前の魔族侵攻時に亡くしてからは独身を貫いている。

 15年前のカエルム帝国との戦闘において、数倍の敵から味方の輜重隊を守った時の逸話から、赤腕ハミッシュという二つ名を与えられる。本人はその二つ名を嫌っているが、団員たちが通称として使っていることから、黙認している。

 一人娘のアシュレイのことになると、人が変わり、それを嫌ったアシュレイは独立し、モルトンに滞在していた。

 両手剣の使い手で、トリア大陸でも有数の腕を持つ。剣術士レベル105で、ラクス王国最強との呼び声が高い。



アルベリック・オージェ(四十八歳)

 マーカット傭兵団副官。エルフの弓術士(レベル85)兼治癒師、第二級傭兵。

 ハミッシュとは若い頃から一緒に傭兵をやっている仲で、団長直属部隊の長。

 細身の体からは想像できないほどの剛弓を使い、ハミッシュと組んでいた頃、金属鎧を貫通させたことから、“鎧通しのアル”という二つ名を持つ。剣術も70と、超一流のサーベル使いでもある。

 見た目は二十代前半でアシュレイにとっては兄のような存在。アシュレイはアル兄と呼ぶことが多い。言葉遣いも丁寧で傭兵には見えない。



ガレス・エイリング(三十六歳)

 マーカット傭兵団一番隊隊長。身長185cm。目付きが鋭く、非常に細い体付き。片手剣を使う。剣術士レベル75、第三級傭兵。10年前にハミッシュに拾われる前はすぐに切れてトラブルを起こしていたが、レッドアームズに入ってからは、トラブルをほとんど起こしていない。団の中でも一、二を争うハミッシュの信奉者。ハミッシュが軽んじられていると思うと、機嫌が悪くなる。


ゼンガ・オルミガ(三十九歳)

 マーカット傭兵団二番隊隊長。身長210cmの熊の獣人。ハルバードを使う。槍術士レベル68、第三級傭兵。サエウム山脈の麓にある獣人の村の出身。ハミッシュに挑み、敗れたが、そのままレッドアームズに居ついた。

 性格的に指揮官向きではないが、大らかな性格から二番隊隊長を任されている。


ラザレス・ダウェル(三十八歳)

 マーカット傭兵団三番隊隊長。剣術士レベル70、第三級傭兵。元ペリクリトルの冒険者。アクィラ山脈付近の討伐中に魔族に襲われ、捕虜となったところをハミッシュに助けられた。右手に通常の長剣、左手にレイピアを持つ変則的な双剣使い。

 義理堅いところがあり、ミリース谷で敵指揮官襲撃部隊に参加した際に、ステラに命を救われたことから、彼女のことを気にかけている。



エリアス・ニファー(三十三歳)

 マーカット傭兵団四番隊隊長。身長170cmと小柄な槍術士(レベル63)。第三級傭兵。騎乗戦闘を得意とし、四番隊は全員騎乗での戦闘ができる者で構成されている。



ヴァレリア・ハーヴェイ(三十二歳)

 マーカット傭兵団五番隊隊長。身長180cmと大柄な女剣術士(レベル62)。第三級傭兵。アシュレイの姉のような存在。アシュレイはヴァル姉と呼ぶことが多い。大型の両手剣を使う。

 姉御肌で面倒見がよく、ハミッシュに次ぎ人気の高い傭兵。公私で言葉遣いを変えているため、新人は面食らうことが多い。

 ハミッシュに恋心を抱いている。後にハミッシュと結婚。



バート(五十五歳)

 マーカット傭兵団の厩番。元は四級の傭兵だったが、足のケガで引退。アシュレイの世話をしていたため、娘のように思っている。



ドゥーガル・ゲシン(三十二歳)

 マーカット傭兵団五番隊副隊長。身長175cm、細身の弓術士(レベル55)。沈着冷静で豪快なヴァレリアをフォローしている。剣術(レベル50)が得意で、細身のサーベルを身に着けている。



ハル・ランクル(18歳)

 レベル23の剣術士。第七級傭兵。

 片手剣と円形盾を使い、攻防のバランスはいい。

 ハミッシュに憧れ、フォンスの下町生まれにも関わらず傭兵を目指し、10歳より元傭兵の訓練場に通った。16歳でマーカット傭兵団に入る。

 愛嬌のある顔つきと明るい性格のため、五番隊の若手のムードメーカー的存在になっている。また、頭の回転が速く、話がうまいため、レイからは講談師の才能があると言われる。



レンツィ・マレーロ(27歳)

 獣人(山猫族)の女傭兵。レベル38の剣術士。第五級傭兵。片手剣を使うスピードタイプの剣術士。

 身長百六十cm、明るい茶色の髪に先が尖った茶色の猫耳と、よく動く目が印象的。

 ベテランらしく、戦場では求められた仕事はきちんとこなすが、オフの時は気だるげに酒を煽っていることが多い。

 アシュレイとは十年来の付き合いがある。

 ミリース谷の戦いで、敵指揮官襲撃部隊に参加し戦死。


ベルタ(30歳)

 獣人(王虎族)の女。五級。レベル45の剣術士。両手剣を使う。

 第四班の班長。ミリース谷の戦いで、敵指揮官襲撃部隊に参加、重傷を負う。


シミオン(32歳)

 人間の男。四級。レベル52の弓術士。第三班の班長


ウォレス(29歳)

 人間の男。五級。レベル40の剣術士。片手剣を使う。

 チュロック手前のオーガ戦で戦死。


テレーザ(16歳)

 人間の女。八級。レベル15の剣術士。チュロック手前のオーガ戦で戦死。


ザドク:17歳。人間の男。七級。レベル19の剣術士。第一班で伝令を務める

パッジ:22歳。獣人の男。六級。レベル27の槍術士

トロイ:22歳。人間の男。六級。レベル26の剣術士。両手剣を使う。

ノーマ:24歳。人間の女。六級。レベル30の槍術士

アイリーン:24歳。人間の女。六級。レベル34の剣術士。片手剣を使う。

ニコール:30歳。エルフの女。五級。レベル38の弓術士、治癒師


デューク・セルザム(53歳)

 傭兵ギルド・ラクス本部のギルド長。ハミッシュとは30年来の付合いがあり、会うたびに悪口は言い合うが、仲がいい。アシュレイのことも小さい頃から知っており、アシュレイはデューク小父様と呼ぶ。政治力があり、護泉騎士団、王宮にも影響力を持つ。



アーウェル・キルガーロッホ(二十二歳)

 護泉騎士団の大隊長。

 キルガーロッホ公爵家の次男。

 武術の腕は多少あり、剣術士レベル三十三だが、指揮能力は低い。

 魔族討伐軍先遣隊を指揮したが、奇襲に遭い逃走。

 その後、指揮を放棄したことにより、処刑されそうになったが、リッジウェイに暗殺される。


バイゴット、エフィンジャー、ガーソン、ホッブス

 護泉騎士団第三大隊第二中隊の騎士。

 防御がうまく、先遣隊が奇襲を受けた際に第三大隊が崩壊するのを防ぐ。

 その後、四人とも戦死。



シーヴァー・グラッドストーン(四十二歳)

 護泉騎士団の副団長。男爵。

 アトリー男爵と懇意にしている珍しい武人。現実的な考え方の持ち主で、武に傾倒しすぎない知将タイプ。

 王宮内で最も魔族の侵攻に危機感を抱いている。



グスタ

 フォンスの防具職人。マーカット傭兵団御用達の名工。


バルテル

 フォンスの武器鍛冶師。マーカット傭兵団御用達の名工。


ゲールノート

 アルスの防具職人。伝説級の名工



エリック・メラクリーノ(45歳)

 メラクリーノ商会の会頭。性格は温厚で気のいい商人と言った感じの人間の男。騎士団、守備隊などに兵糧などの必要物資を納めるため、騎士団からの圧力に弱い。マーカット傭兵団とは専属契約を結んでおり、優先的に護衛を受けることが可能。ハミッシュとは若い頃からの付き合いで、彼を援助したこともある。


ロロ(38歳)

 コーロルトの宿の女将。猫族。野鳥料理を得意とする。


イーノス(男、三十八歳)、コニー(女、三十三歳)

 ボグビー村の村人。レイたちが泊った家の家族


オズボーン(男、五十二歳)

 ボグビー村の村長


ソール・ヒンシュルウッド(四十歳)

 チュロック砦の司令。騎士。レベル40の剣術士。

 王都に伝手が無く、貴族には名は通っていないが、実直な性格で部下の信頼も厚い。防御戦は得意だが、謀略は苦手。



ライオネル十二世(ライオネル・ブレイヴァル(丘の上部を意味する)(四十五歳)

 ラクス王。街道の整備、治安維持などに功績があるが、四公爵家の力が強く、思うような政治を行えないことが不満。様々な機会を狙って公爵家の力を削ぐことに尽力している。

 魔族討伐軍を政略に利用しようとして失敗。臣民の支持を失う。



オーガスタ・キルガーロッホ(五十五歳)

 四公爵家筆頭のキルガーロッホ公爵家の当主。末娘を王太子に嫁がせようとするなど、政治的野心が強い。長男ファビアン(三十歳)はおとなしい性格で野心がない。次男アーウェルに武人としての才能があることから、騎士団長とすることを画策し、武門への影響力を強めようとしている。

 アーウェルの失敗により、引退を決意。


ブランドン・インヴァーホロー(四十二歳)

 インヴァーホロー家当主。三年前に当主となった当初から勢力を伸ばすために、商業ギルドとのパイプを強化している。財力はキルガーロッホ家に匹敵し、なおかつ、商人たちを保護しているため、オーガスタ・キルガーロッホが最も警戒している相手。


デミトリアス・グレンデュー(五十歳)

 グレンデュー家当主。北部に領地を持ち、自領の開発を進めることにしか興味が無い。このため、日和見な態度を取ることが多い。


グラント・ブレイブバーン(四十六歳)

 ブレイブバーン家当主。東部に領地を持ち、保有兵力は四公爵家最大。魔物との戦いを多く経験していることから、武のブレイブバーンというイメージが強い。

 がっしりとした体格で、金色の髪は少し白くなり、銀色に見える。剛毅な性格で声が大きく、猛将というイメージが強いが、実際には知略にも優れた名将。

 五年前に当主となるまで、騎士団長をしており、騎士団の改革を行った。現在は軍務卿として、王国の軍事を司る。

 今も鍛錬を欠かさない偉丈夫であり、十五年前にハミッシュと友誼を結ぶ。アシュレイとも面識がある。



ヴィクター・ロックレッター(三十九歳)

 護泉騎士団長。伯爵。ブレイブバーン家に連なるロックレッター家の当主。

 猛将タイプの指揮官。ハミッシュを尊敬。副団長のグラッドストーンとは親友の間柄。



ナイジェス・リーランド(四十一歳)

 護泉騎士団の騎士。元第一大隊副隊長。シーヴァー・グラッドストーンにより、第三大隊副隊長に指名される。沈着冷静で粘り強い戦術に定評がある。騎士階級だが、上級貴族との縁故が無いため、副隊長に留まっている。剣術士レベル42。

 ミリース谷の戦い後、第三大隊の大隊長に就任。



ダウランド男爵(三十五歳)

 魔族討伐軍先遣隊の軍監。キルガーロッホ家の縁者。

 アーウェルが失敗した時のため、キルガーロッホ公爵が送り込んだ。のちにキルガーロッホ家を見限るが、ブレイブバーン公の策略により孤立。



エルマー・アーネキス(四十一歳)

 宮廷魔術師。魔術師レベル53。火、光、風が使える攻撃型の魔術師。

 痩せ型で実年齢よりかなり年上に見える。沈着冷静で魔術師隊が遠征する場合、指揮官となることが多い。騎士及び傭兵をやや見下すところがあるが、ハミッシュのことは一緒に戦ったことがあることから、尊敬している。



ファビアン・キルガーロッホ(三十歳)

 キルガーロッホ家の長男。主に領地経営に携わっている。

 父親と異なり、野心のない穏健な文官タイプ。



セオドア・ムーアヘッド(二十五歳)

 近衛騎士。傲慢な性格で傭兵たちの反感を買う。

 国王の近衛騎士隊改革でチュロック砦に配転。その後凍死する。



ステファン・リッジウェイ(四十二歳)

 第八大隊の中隊長。息子アントンが第三大隊第二中隊で戦死。

 アーウェルを暗殺し、その後、自害


バーンズ(三十五歳)

 リッジウェイの従者。ステファンがアーウェルを暗殺後、殉死。



イートン・マッカラム(二十四歳)

 キルガーロッホ公爵邸の守備隊の指揮官の一人。マッカラム伯爵家の三男。

 実戦経験がなく、武術の腕もないが、見栄えがいいため、守備隊を指揮していた。

 キルガーロッホ公爵邸前の暴動で市民を多数殺害し、後に公爵により処分される。



バルタザル・オウォモエラ

 大鬼族の操り手(テイマー)


アスラ・ヴォルティ

 翼魔族の呪術師。


キリシ・ヴェンツェル

 翼魔族の呪術師見習い。


ユルキ・バインドラー

 中魔族の操り手のリーダー。


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