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トリニータス・ムンドゥス登場人物(第一章)

主人公:聖 礼(十八歳)

 この春、東京の大学に入学する予定の十八歳。

 高校までは関東の地方都市に住んでいた。

 性格は慎重で割りと物静か。運動は苦手で、体が小さいのがコンプレックス。

 ガリ勉と言うタイプではなく、いつも図書室で本を読んでいるような少年だった。

 高校一年から小説を書き始め、高校二年になった時、同級生で憧れていた女性をモデルにした「トリニータス・ムンドゥス」というファンタジーを書き始める。

 三年になったところで受験に専念するため、一旦執筆を停止し、大学進学後に再び書き始められるようプロットなどの詳細な資料をまとめてあった。

 小説を書く上で必要になる歴史に興味がわき、知識は豊富。彼の小説では主人公が現代知識チートとなる設定であったため、雑学系の知識も蓄えていた。

 家族は、両親(父:忠義、母:孝子)は健在、姉(智子)、次弟(仁:じん)、末弟(悌信:やすのぶ)。

 趣味は読書と小説を書くこと、ネットサーフなど。

 リアルの友人は少ない。


レイ・アークライト(十八歳)

 礼が引き継いだ体の持ち主。

 ユーストルキドゥス(正義の光神)王国の聖騎士。

 代々聖騎士を輩出する家系であり、百年に一人と言われるほどの才能を持ち、幼少より武術と神聖術=光属性魔法を学んだ英俊。

 聖都ウィルトゥス(美徳)が陥落する際に、隣の国に落ち延びた聖王家を守るよう命じられたが、転送魔法で追いかけるところを混沌の魔物により襲撃され死亡した。

 転送魔法が発動しないよう魔方陣を書き換えたが、なぜか魔法は発動、体だけが飛ばされてしまう。

 剣術と槍術のスキルが高く、光神の加護を受けた聖槍と純白の鎧を持つ。魔力も多く、潜在能力的には非常に高い。

 礼の魂が入り込んだことにより、レベルは一に落ちたが、スキルは体が覚えているため、訓練で徐々に勘を取り戻していく。

 左手の甲に描かれた魔方陣により、トリニタース世界に存在しない生活魔法や収納魔法が使える。

 槍はアルブムコルヌ(白い角)、鎧はニクスウェスティス(雪の衣)。



アシュレイ・マーカット(二十三歳)

 ラクス王国の女冒険者。傭兵階級五級、冒険者階級六級(四月一日時点)

 身長180cmと高く、スタイルもいい。アッシュブロンドの髪に精悍な顔立ちで雌豹を思わせる。

 丈夫な金属鎧、大型の両手剣を使うパワーファイター。

 幼い頃より傭兵である父:ハミッシュに師事し、十五歳から父親の傭兵団で活躍する。

 剣術士レベル四〇と並の騎士より高い。

 豪放磊落な父親と過ごしてきたため、言葉遣いなどが女らしくないところが悩み。




ブルーノ・アトリー男爵(四十一歳)

 ラクス王国モルトンの領主。

 服装の趣味が悪く、見た目も悪徳商人か、悪代官のように見えるが、優秀な行政手腕を持ち、自らの領地であるモルトンを愛している。

 アトリー商会の実質的なオーナーで、父親の代に男爵位を金で買った(借金まみれの男爵の養子になった)ことから、貴族からの評判は良くないが、領民のためにいろいろな施策を行うため、領民からの評判は非常にいい。

 レイに命を助けられたことから、モルトンの街で後ろ盾になるが、レイがトラブルに巻き込まれる体質であるため、彼を遠ざけようとする。




ザンブロッタ・アザロ司教(四十歳)

 光神教のモルトン司教。狂信的な宗教家。

 あまりに狂信的であるため、ルークス本国でも持て余され、ラクス王国の辺境モルトンの司教に左遷された。

 水の神フォンスを信仰するラクスで、ルキドゥスを主神とする教義を振りかざすため、領主以下辟易とされているが、モルトンの街の規模の場合、八柱の神殿が必要となるため、任期が過ぎるまで我慢している。

 光属性魔法の使い手で従軍経験もある。



セロン・グリーブス(三十三歳)

 四級冒険者。レベル50でシミターを使う軽戦士スタイルの冒険者。

 黒髪に浅黒い肌の堀の深い二枚目。一見、人当たりはいいが、根は自己中心的で陰険な性格。

 以前、アシュレイの父ハミッシュに挑み、完敗してから、やる気を失った。モルトンの街ではトップレベルの冒険者だが、その自己中心的な性格を嫌い、ベテランの冒険者や傭兵たちからは嫌われている。一方、若手の冒険者に対しては、自分を慕う限り面倒見がよく、かなりの冒険者が彼を支持している。

 アシュレイが父ハミッシュ・マーカットから独立し、モルトンの街に来たため、ハミッシュに対する意趣返しを企図し、彼女を物にしようと画策。

 性格的にそりが合わないアシュレイは彼を嫌っていたが、彼は彼女の想いを無視して、言い寄っていた。

 レイがアシュレイとつるむようになり、遂にはレイとアシュレイを罠にかけ、殺そうとする。それがきっかけでレイと決闘を行うことになった。

 レイとの決闘で敗れた彼はマフィアとの関係を暴かれ、王都フォンスに護送されるが、以前彼が助けたマフィアの有力者が彼を救出。



ユアン・ソロウ(四十九歳)

 冒険者ギルドモルトン支部のギルドマスター。

 元三級冒険者だったが、怪我のため引退。鋭い目付きでとっつきにくく、冷たい感じがするが、実は後輩想いの熱血漢。

 光神教に目を付けられたレイを影でフォローしている。



エセル・ワドラー(二十三歳)

 冒険者ギルドモルトン支部の受付嬢。

 明るい金髪の才女。荒くれ者が多い冒険者たちを冷静に捌くことができるため、ソロウ支部長の信頼も厚い。

 セロンに言い寄られたが、彼を嫌い断っている。



エドワード(五十歳)

 アトリー男爵家の執事。

 沈着冷静で“できる執事”という感じ。盗賊に襲われ、殺されそうになっても慌てず、主人を庇う。

 知らない間に準備を整えるため、魔法を使っているのではないかと思われるほど。



レスター(三十歳)、ビアンカ(二十六歳)

 レイたちが泊る銀鈴亭の主人と女将。一人娘のアリー(二歳)がいる。

 レスターは無口な料理人。ビアンカはおしゃべり好きの気のいい女将。

 二年前に先代から引き継いだが、料理の味が落ちたと言われ、躍起になって評判の回復に努めている。



シャビィ・ウランガ(四十五歳)

 モルトンの傭兵ギルド専属の狼人の武術指導員。

 面倒見がよく、レイの指導を行い、いち早く彼の才能を見抜く。

 普段はサーベルを持つが、片手剣、両手剣、槍、斧、槌、弓、格闘術において、レベル四十程度と何でも使える器用さを持つ。傭兵としては一流だが、超一流となるには突出した才能が無く、自分の限界を感じ三十五歳の時、家族を養うため、危険な傭兵稼業から安全な指導者としての道に転身。

 妻と五人の子供がいる。



マティアス・ミュルヴィル(百二十歳)

 道具屋の主人。

 サルトゥース王国出身のエルフの職人。付与魔法が使えるため、魔道具も作れるが、数は少ない。見た目は二十代にしか見えない。



モリス・シェリダン(四十五歳)

 武器屋の主人。

 ドワーフがほとんどいないラクス王国ではかなりの腕の鍛冶師。

 付与魔法は使えないが、一流の武器の手入れなどは十分にこなせる。

 レイの槍:アルブムコルヌに興味がある。



バート・フレッカー(二十七歳)

 モルトンの街の兵士。

 レイがヒドラとの戦いの後、街に帰ってきた時に正門の守衛をしていた。

 アシュレイの姿を見て、治癒師のエステル・ビニスティを紹介する。

 面白そうなことがあれば、何でも首を突っ込みたくなる好奇心旺盛な性格で、正規の兵士にしては珍しく、冒険者や傭兵たちとの交流もある。



エステル・ビニスティ(百十一歳)

 エルフの治癒師。

 見た目は二十代半ばの知的でクールな美女だが、面倒見のいい熱血タイプの女性。

 治療院を行っているが、ほとんど儲けを考えておらず、貧しい住民や若手の冒険者からは実費のみを受け取っている。

 アシュレイのヒドラの毒を完全に浄化するなど、治癒系の魔法が得意だが、元冒険者であり、攻撃魔法も使える。

 モルトンの街に十年以上住んでいるが、なぜ、ここに来たのかは誰も知らない。



アーロン・カトラー(五十歳)

 傭兵ギルドのモルトン支部長。

 三年前まで凄腕の傭兵として鳴らしていたが、体力の衰えを感じて引退。前支部長に託され支部長になる。

 勘が鋭く、直観的に判断が下せるが、組織の管理については、事務方に任せきりになっている。



キアラン(五十三歳)

 猫人族の村、ラットレー村の村長


コーダー(三十二歳)

 ラットレー村の漁師



フラヴィオ・バッサーニ(三十一歳)

 モルトンの光神教の司祭。

 若くして光属性の魔法=神の御業を極めた俊英。

 地方勤務をこなし、本部に戻る予定であったが、アザロ司教の行動がモルトンの神殿全体の評価を下げていたため、復帰の見込みがなかった。

 穏健派に属し、急進派のアザロ司教を嫌っている。

 組織に属するため、上位の命令には従順だが、今の光神教のあり方に疑問を持ち始めていた。

 レイを本部から派遣されてきた聖騎士と思いこみ、教団の立て直しをしようと思い始めている。



オージアス・アトリー(三十五歳)

 ブルーノ・アトリー男爵の腹違いの弟。

 アトリー商会の総支配人だが、権限は全くない。

 見た目は落ち着いた紳士であるが、地位、金、権力、才能のすべてで兄ブルーノに劣ることが気に入らない。

 アザロ司教を焚きつけ、兄を暗殺し、商会と男爵家を乗っ取ろうと画策。



ロッシュ(二十七歳)

 第六級傭兵。長弓を使う。レイ、アシュレイと共にレザムへの護衛依頼を受ける。

ウーゴ(男:二十五歳)

 長剣を使う第六級傭兵。無口。

ヴィエリ(女:二十四歳)

 斥候を主に行う犬の獣人。第六級傭兵。

カルディナ(女:二十三歳)

 短槍を使う。犬の獣人。ヴィエリとは姉妹。第六級傭兵。



オービル(三十五歳)

 商人。レザムへの護衛をレイたちに依頼。



ガッド・フィンク(三十五歳)

 第四級傭兵。ブリーマーからバラスターへの商隊の臨時の護衛隊長。剣術士レベル52の人間の男性

チャド(二十五歳)

 第六級傭兵。人間の男性。剣術士レベル28

ウェズ(二十五歳)

 第六級傭兵。人間の男性。槍術士レベル28

ドナート(二十四歳)

 第六級傭兵。獣人の男性。槍術士レベル26。エトロの双子の兄。

エトロ(二十四歳)

 第六級傭兵。獣人の男性。剣術士レベル26。ドナートの双子の弟

ダレン(二十歳)

 第七級傭兵。人間の男性。剣術士レベル20

ティフ(十九歳)

 第七級傭兵。人間の男性。剣術士レベル18


ギブ・クロトー(四十二歳)

 商人。ダレンとティフの雇い主。


カッセラ(四十三歳)

 光神教の司教。

 ラクス本部の大司教の使いとして、モルトンのアザロ司教の調査にやってきた。

 総本部にラクス本部の失態を隠ぺいするため、アトリー男爵と対決。バッサーニ司祭の説得を受け、光神教の排斥を防ぐため、バッサーニを臨時司教に任命し、ラクス本部に戻った。


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