経済・ギルド・度量衡
傭兵ギルドの項目一部追記修正しました。
経済:
商業ギルドにより、統一貨幣が流通しているため、貨幣経済が発達。
通貨の単位はクローナ(王冠:単数形クローネだが複数形のみ使用)。補助通貨としてエーレも使用。
1C=100e=小銀貨1枚=約1千円
貨幣は、白金貨(一千クローナ)、大金貨(五百クローナ)、金貨(百クローナ)、半金貨(五十クローナ)、銀貨(十クローナ)、半銀貨(五クローナ)、小銀貨(一クローナ)、大銅貨(五十エーレ)、銅貨(十エーレ)、小銅貨(一エーレ)が使用されている。
物価:
宿は一泊二食付き個室で五C~十C。
昼食が一C程度。
武器は安い鉄製の量産品ショートソードで百C~。ドワーフの作る一品物だとロングソードで一万C、魔法が付与されている武具は十万Cを超える。
労働者の一日の賃金は五C程度。家族四人が一ヶ月生活するのに百C~二百C必要。
魔晶石の値段:
十級相当で一クローナ、七級相当で十クローナ、五級相当で二十クローナ、三級相当で百クローナ。
三級までは危険度の割に買い取り価格はそれほど高くならない。
これは三級相当までは魔晶石の品質はあまり変わらず、大きさのみが大きくなるため。
属性によって、金額が変わり、特に光属性の魔晶石は非常に高額になる。これは光神教が積極的に買い取るためである。
ギルド・個人情報
冒険者、傭兵、商人、鍛冶師などの互助組織としてギルドがある。
複数のギルドに登録することは可能だが、登録後のギルド運営費用を負担する必要があるため、冒険者と傭兵ギルド以外のギルドで複数登録することは稀である。
各ギルドに登録すると、オーブと呼ばれる魔石に自分の魔晶石の情報(真名、種族、年齢、性別など)が転写される。
更にギルドで測定したレベルやスキルなどもオーブに書き込まれる。
身分証明にも使われるため、ある一定の年齢以上の者は、腕輪やペンダントにして肌身離さず持ち歩くことが普通。
冒険者ギルド
本部をペリクリトルに置く冒険者の互助組織。
冒険者ギルドで取り扱うのは魔物、魔獣、害獣などの駆除、薬草や鉱石などの採取など。護衛については傭兵ギルドが取り扱っているため、通常、冒険者ギルドでは取り扱わない。
ギルドでは、依頼者からの様々な依頼を冒険者に斡旋したり、採取した薬草や魔物の部位などの買取りをしたりしている。
依頼料の二割がギルドの手数料、三割が税金となっているが、最初から割り引いた金額が報酬として、依頼票に記載されている。
依頼に失敗した場合は、報酬の倍額――依頼者が支払う金額と同額――をギルドに支払う必要がある。
また、年間の報酬額が千クローナ=約百万円に達しない場合は、不足分をギルドに支払う必要がある。支払えなければ除名されるが、これは税金の支払いをギルドが代行しているため、税金逃れに使われないための処置である。ちなみにラクス王国では、冒険者および傭兵以外の市民は、収入の五割近くを税金として徴収されており、冒険者は税的には優遇されていることになる。
冒険者は国境を自由に行き来できるため、犯罪行為に手を染めた場合は即刻除名される。
ギルド加入時の契約を破る行為、例えば故意に殺人、強盗を犯す、契約違反を故意に行うなどの行為を行うとオーブにその情報が残るため、オーブを確認すれば犯罪を隠すことはできない。
冒険者ギルドの階級
冒険者ギルドでは、ギルドへの貢献度により、一級から十級までの十段階の階級に分類される。
冒険者の階級はあくまでギルドへの貢献度で評価されるため、上位の級であれば実力があるとは必ずしも言えるものではない。
また、階級による依頼の受託制限はない。依頼につけられる階級はあくまで目安であり、十級の物が一級の依頼を受けることも可能。
三級以上の冒険者は一流冒険者として、指名を受けることもあるが、名誉以上の特典は無い。
冒険者ギルドの階級の上がり方
依頼をこなした回数により、級は上がっていく。
一つの級を上げるためには、同一階級の依頼を百回達成する必要がある。
また、自分の級より一つ上の依頼を達成すると、十回分、二つ上なら百回分としてカウントされる。
例えば、七級の冒険者が五級の依頼を達成した場合、百回分の依頼を達成したのと同じ扱いになり、直ちに六級に昇級する。
三つ以上上の依頼の場合、例えば七級の冒険者が三級の依頼を達成したような場合は、
七級から六級に上がるのに、100使うため、残りのポイントは10000-100=9900となる。
六級と三級では三階級しか違わないため、残りのポイントのケタが一つ下がり、9900/10=990となる。
六級から五級に上がるため、990-100=890が残り、五級に上がった段階で89回分の依頼を達成したカウントとなる。
傭兵ギルド
本部をフォルティスに置く傭兵の互助組織。
紛争解決のための武力行使や商隊などの護衛を斡旋する。
依頼料や税金の取り扱いなどは冒険者ギルドと同様。
傭兵は通常集団で依頼を受けるため、ギルドでリーダーを選定したり、報酬の分配方法をアドバイスしたりし、トラブルの未然防止を行っている。
また、階級が実力で上昇していくため、訓練にも積極的にサポートを行っている。通常、ギルドの建物付近には専用の訓練場と専門の訓練スタッフが常駐し、格安で指導を行っている。
傭兵ギルドの階級
傭兵ギルドの階級も冒険者と同じく一級から十級に分類される。
傭兵の場合は、ギルドへの貢献度ではなく、実力で昇級する。
1級:レベル101以上
2級:レベル81以上
3級:レベル66以上
4級:レベル51以上
5級:レベル36以上
6級:レベル26以上
7級:レベル16以上
8級:レベル11以上
九級へは登録後の実戦経験の有無で判断される。すなわちどれだけレベルが高くとも実戦経験のない傭兵は十級止まりとなる。このため、ギルドでは小鬼や中鬼などを飼っており、新人にそれらと戦わせることで九級に上げることも行われている。
八級以上は実力(=レベル)で昇級となるが、ギルドに登録されてからの依頼達成回数が十回以上又は依頼受託日数が十日以上にならないと九級からは上がらない。これは、実力はあるが、傭兵としての資質が伴わない可能性を考慮しているためである。
長さ、重量の単位:
長さは1m=1メートル、1cm=1センチメートル、1km=1キロメートル
重さは1g=1グラム、1kg=1キログラム、1Tは同じ