種族・ステータス・レベル
種族
人族:
広くトリア大陸に分布。総人口の90%を占める。すべての才能において平均的だが、極稀に突然変異的な才能を示す者が生まれる。
すべての神を信仰し、魔法もほぼ全属性に適性がある(個人単位では通常四属性が最大)。
エルフ:
サルトゥース王国では人口の30%を占める。その他の地域では深い森に小さな集落を作っていることがあるが、ごく稀である。
魔法の才能に恵まれ、長寿であることから偉大な魔術師を輩出する。風、木、水の属性との相性がよく、反属性の土、金、火の属性は苦手。光と闇は使用するものは少ないが、使えないことは無い。
筋力が比較的低いが、弓の才能に恵まれる。
ドワーフ:
カウム王国では人口の20%を占める。その他の地域では町で鍛冶屋を営むことが多い。
金、土、火の属性との相性がよく、金属加工などが得意。付与魔法の下地を作ることができるため、その他の属性も道具に付与することは可能。
身長150cm以下の矮躯ながら、筋力が強いことから戦斧を武器にした前衛としても優秀。
獣人:
カエルム帝国に多く住む(人口の20%)が、その他の地域でも比較的多く見られる種族。
狼、虎、獅子、熊、犬、猫などの動物の加護を受ける。
魔法はそれほど得意ではないが、部族ごとに独自の戦闘術を持つため、近接戦闘から遠距離攻撃まで様々な攻撃方法を持つ。
ルークス聖王国ではここ数十年、獣人は人とみなさないという考えが広まってきた。このため、獣人を奴隷もしくは家畜のように扱われることになり、ルークス聖王国に獣人が訪れると、奴隷とされる可能性がある。
魔族:
主にクウァエダムテネブレに住む亜人。神の敵である悪魔と同一視されるが、亜人に分類される。
魔族は獣人と同じように元となる魔物と同じような特徴・能力を持つと言われている。
鬼人族(大鬼族、中鬼族、小鬼族)は大鬼や中鬼などの特徴を持ち、妖魔族(月魔族、翼魔族など)もサキュバスやデーモン、バンパイヤなどの特徴や能力の一部を持つと言われている。
ステータス・レベル:
礼の小説では、定量化したステータス(筋力、知力など)は存在しない(又は測定方法が確立されていない)。
但し、個人のレベルと言うものは存在する。測定方法は特殊な魔道具を使用する必要があり、軍、冒険者ギルド、傭兵ギルドで定期的に測定され、力量把握に使用されている。
レベルは身体能力と身に付けている戦闘技術などにより自動的に判定されるため、いくら魔物を多く倒し、経験を積んだとしても経験のフィードバックが行われないような戦闘を繰り返しているとレベルは上がらない。
逆に訓練だけでもレベルアップには繋がらないため、戦闘経験と技術力向上が両輪となって初めて上がる。
剣術などの戦闘技術だけでなく、魔法の能力も加算されているため、後衛でもレベルは上がる。
一般的な戦闘技能者のレベルは、素人:1~5、新兵:6~15、一般兵:16~30、ベテラン:31~50がおおよその目安。
通常見かける最強クラスは70~80。首都などには100を超えるものもいるが、人間の場合、才能のないものの限界は50程度。
過去の人間の最大レベルは150と言われているが、あくまで伝説にすぎず、確認されたものではない。竜人など長命種族の場合は200を超える者もいると言われているが、こちらも確認された数字ではない。
スキル:
剣術、槍術などの戦闘技術や武器製作などの生産技術もスキルに含まれる。
スキルの取得は訓練が必要。稀に見ただけでスキルを取得できる場合がある。