宗教・神話
宗教:
天:カエルム-地:モンス-人:ウィータの主神三柱
火:イグニス-光:ルキドゥス-風:ウェントゥス-木:アルボル-水:フォンス-闇ノクティス-土:リームス-金:フェッルムの属性神八柱
これに創造神:クレアトールを合わせて十二柱が信仰の対象。
虚無神:ヴァニタスがいるが、信仰の対象とはなっていない。
主神と属性神との関係:
天神に光と火と風が、地神に土と金と闇が、人神に水と木が属する。
神話:
まず創造神クレアトールが天神カエルム、地神モンス、人神ウィータを創造した。
カエルムは空に太陽を作るため、光と火を作り、モンスは大地を作るため土を作った。ウィータは作られた大地に水を張り、森と獣たちを作った。
ウィータは森を管理するものとして、森人=エルフを作り、眷族とした。
カエルムとモンスは自分たちにも眷族が欲しいとウィータに頼み、カエルムには竜人=ドラゴニアを、モンスには山人=ドワーフを与えた。
ドラゴニアとドワーフはそれぞれ風と金属を欲しがる。
カエルムはドラゴニアたちが空を飛びやすくするため風を作り、モンスはドワーフが物を作る材料とするため土の中に金属を作った。
ウィータの眷族たるエルフは何も要求しなかったため、カエルムとモンスは、ウィータに何か作りたいものはないかと尋ねる。ウィータは人を増やしたいと言った。
カエルムとモンスは自分たちを崇める条件で、それを認めた。
まず、獣に似た美しい獣人、力を象徴する鬼人を作った。獣人はウィータを崇めるだけ、鬼人はどの神も崇めなかった。
カエルムとモンスは約束が違うと、ウィータに更なる人を作るように要求した。
ウィータは自分たち三神の特徴を併せ持つ人間を創造した。
人間は三神を崇めることにより、すべての属神の加護を受け、一気に増えていった。
徐々に増加する人間たちに三神は人に寿命を与えた。
死にゆく人の行き先として、モンスは黄泉=闇を作り、闇は死者を受け入れるため、夜となって世界を覆うようになった。
光神教の解釈:
創造神と彼女に作られた三神は信仰の対象ではなく、世界そのものという解釈。
最初に光の神:ルキドゥスが現れ、光から火、風、水が生まれる。そして、光により森=生命が作られ、光の結晶が大地に入り込み金属を作った。
ルキドゥスは自らに似せ、人間を作った。その他の神はそれぞれ自らにふさわしい人、亜人を与えられる。森にはエルフを、山にはドワーフを、草原には獣人を、火山には竜人を、海には人魚を与えられた。唯一、金:フェッルムだけは生命を嫌い、疑似生命=ゴーレムを与えられた。
この時、世界には闇は無かった。
人が増えていくと、大地は狭くなり、人々の間に争いが起きるようになった。
争いにより命を落とすものが現れ、その魂が世界に溢れていった。
それを憂いたルキドゥスは、死者の魂を浄化していくが、それを嫌う魂が徐々に集まっていった。人の死の数だけ力が強くなる、この集合体は次第に大きくなり、遂には光が届かない世界を作り出した。そして、その場所には人の死を願う悪魔、闇=ノクティスが現れていた。
ノクティスは光、すなわち生命を嫌い、人の心に闇=嫉妬、疑心、怒りなどを作り出していった。そして、徐々に力をつけていった。
ルキドゥスはそれを憂い、ノクティスを打ち倒す人の組織、光神教を作ることを教祖ルチオ・ブリッラーレに命じた。
ブリッラーレはルキドゥスに命じられるまま、闇との戦いを始めていった。