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地理:

 トリニータス世界には大陸トリアがある。

 トリア大陸東側は北が人跡未踏の不毛な荒野、南側が魔族の支配地域クウァエダムテネブレが広がるため、詳細は不明。

 大陸を囲む海は、東にエスト|(東)海、西にヴェスト|(西)海、南にアウストラリス|(南)海、北にノルド|(北)があるが、東のエスト海はクウァエダムテネブレの先にあり、名前だけしか知られていない。


挿絵(By みてみん)


 トリア大陸には、南部から中央部にカエルム帝国、北部にラクス・サルトゥース連合王国、中央部にカウム王国があり、この三ヶ国は歴史も古く、三古国と呼ばれている。

 カエルム帝国から独立したルークス聖王国とジルソール王国がある。

 特殊な国家として、海洋国家ペリプルス、商業国家アウレラ、傭兵国家フォルティス、学術都市ドクトゥス、冒険者の国ペリクリトルなどがある。

 カウム王国の東側にクウァエダムテネブレと呼ばれる魔族の住む地域がある。



カエルム帝国:

 三古国の一つ。

 トリア大陸中央部の草原地帯から南部の穀倉地帯に掛けて広がる大国。

 草原地帯は獣人の自治区。南部の穀倉地帯は麦や葡萄の栽培が盛んである。

 強力な騎兵部隊と最大の人口を誇る歩兵、更に飛竜に騎乗する飛竜騎士団により、軍事力はトリア大陸最強を誇る。

 カエルムの語源は天または空。

 帝都は南部にあるプリムス(最初、第一)



ラクス・サルトゥース連合王国

 北西から西に掛けてノルド海に面し、東はクウァエダムテネブレ、南東にペリクリトル、南にカエルム及び都市国家連合の諸都市に接する。ラクスとサルトゥースの国境はソロル(姉妹)山脈とフラーテル(兄弟)山脈があり、モルトンが国境の町となっている。

 森と湖の美しい王国で湖のラクスが人族、森のサルトゥースがエルフの王国。東に魔族の国があるため、国境付近には城や砦が多くある。

 魔獣や幻獣を騎獣とする強力な騎士団を有する。

 エルフが多いことから、魔法の知識も豊富。

 ラクスの王都はフォンス(泉)。

 フォンスの人口は十万人。街は円形に近い形で、すべてが城壁で囲まれ、南北に大きな門がある。西側には大きな湖ジナック湖が広がり、周囲は田園地帯となっている。

 フォンスの南から西に掛けてサエウム(残忍)山脈が走るため、南部への街道が敷設できない。

 サルトゥースの王都はラウルス(月桂樹)



カウム王国

 北西にペリクリトル、西にフォルティス、南西にカエルム帝国、東にケルサス(至高)山脈(クウァエダムテネブレの一部)と接している内陸の王国。

 国土の大半が森と山岳であるため、食料自給率は低いが、豊富な鉱物資源とドワーフ族の加工技術により、豊かな王国となっている。

 都市はすべて城塞都市(一部は地下都市)であり、その城塞で魔族の侵攻を防いでいる。

 カウムの語源は洞窟。

 首都はアルス(職人)



ルークス聖王国:

 カエルム帝国の西側にあるソーレ半島に興った王国。カエルムとの国境はモエニア(城壁)山脈。

 カエルム帝国より300年前に独立した宗教国家。光の神ルキドゥスを最高神として信仰し、闇の神ノクティスを神と認めない。宗教指導者が総大司教として国を支配し、世俗の聖王をすら凌駕する権力を持つ。

 魔法は光属性魔法を神の御業と名付け、闇属性魔法は悪魔の魔法と呼び、使用を禁止している。その他の魔法については認めてはいるものの、あまり重要視されていない。

 聖騎士団は聖騎士と呼ばれる神の御業の使い手からなる騎士団で聖職者としての地位も持つ(テンプル騎士団などをイメージ)。

 建国から300年が経ち、聖職者たち(聖騎士も含む)の腐敗が目立ち始めている。

 ルークスの語源は光のルックスと法のレークス合成。

 王都はパクスルーメン(光による平和)


 光神教には教団内での階級を表す階梯というものがあり、教団最高責任者である総大司教が第八階梯、枢機卿が第七、大司教が第六、執行司教が第五、司教が第四、司祭が第三、助祭が第二、修道士が第一階梯となる。

 一方、ルークス聖王国の聖騎士団は世俗である聖王の指揮下にあるが、光神教の組織にも組み込まれているため、同様に階梯を持っている。

 聖騎士団の最高位の“聖将”は第七階梯の聖職者となり、四人いる連隊長クラスの“軍将”が第六、大隊長クラスが第五、中隊長クラスが第四、小隊長クラスが第三、平騎士が第二、従騎士が第一階梯となっている。

 世俗である聖王には階梯はなく、権力は協会が握っている。



冒険者の国ペリクリトル:

 西にラクス・サルトゥース王国、南はカウム王国、東にアクィラ(鷲)山脈(クウァエダムテネブレの一部)に接する国家。

 ラクス・サルトゥース王国とカウム王国、西の都市国家連合とその先のカエルム帝国を結ぶ交通の要所であるが、アクィラ山脈から押し寄せる魔物、魔獣などを狩る冒険者やハンターたちが多く住むようになり自然発生的に建国された。

 首都ペリクリトル市は人口5万人の都市で3千人以上の冒険者が住んでいると言われている。

 ペリクリトル市の冒険者ギルドは中心にあり行政庁も兼ねる総本部と、東西に二つの支部がある。東はアクィラ山脈付近の魔物の討伐が主で、西はその他の討伐依頼を受け付けている。

 街の北側に通商関係の商業地区があり、南側に冒険者用の武器などを扱う小売店が並ぶ。

 ペリクリトルの語源は冒険。


挿絵(By みてみん)


傭兵国家フォルティス

 北に都市国家連合、南にカエルム帝国、東にカウム王国に囲まれた盆地にある国家。

 人口は五十万人で、人口の一割五万人が傭兵として各国に出稼ぎに行っている。また、傭兵以外の農民や商人も引退した傭兵やその子孫が多い。

 伝統的に傭兵を主力産業にしていることから、永世中立を謳っている。

 三ヶ国との国境はそれぞれ、南がテスタ(甲羅)山脈、北から東がポルタ(門)山脈となっている。


 フォルティスの語源は勇敢。



学術都市ドクトゥス

 カエルム帝国とラクス・サルトゥース王国の国境付近にある都市国家。

 大学などの研究機関や世界最大の図書館がある。

 都市国家連合に所属。

 ドクトゥスの語源は知者。



商業都市アウレラ

 ヴェスト海沿いにある商業都市。

 陸上、海上の交通の要所として、物流の要になっている。

 昨今は、海洋国家であるペリプルスとの競争が激化しているが、世界最大の貿易港を持ち、商業ギルドの総本部がある。

 都市国家連合の中心

 アウレラの語源は金。



ペリプルス王国:

 ヴェスト海に浮かぶ島にある王国。海洋国家であると共に海賊国家でもある。

 海上での戦闘力は強力で水棲の魔獣を使役する。

 ペリプルスの語源は航海。



ジルソール王国

 カエルム帝国の南部にある島で興った王国。

 アウストラリス海の海運と農業が盛ん。

 ジルソールの語源はひまわり。


挿絵(By みてみん)


クウァエダムテレブレ:

 アクィラ山脈、ケルサス山脈の東に位置する土地の総称。この呼称は西の諸国が名付けたもので、魔族はその名前を使っていない。

 魔族が多く住むが、逃亡し定住した人間、亜人なども多く住む。

 土地が貧しいため、カウム王国やペリクリトルに侵攻しようとする魔族が存在するため、西の諸国からは悪魔の国の代名詞となっている。

 クウァエダムテネブレの語源は永遠の闇。


挿絵(By みてみん)

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