まさかまさかの
んん…なんだここは、真っ暗で何も見えない、あれてか俺何してるんだっけ。確か仕事終わりの飲みで吐きまくったとこまでは覚えてんだけどな。家帰れてんのかな俺。
あぁてか最悪じゃん、明日まだ水曜だし二日酔い確定だし。
別にブラックって程ではないけど、なんとなくで入社した会社への思い入れなんかあるはずもないし、やりがいも特にないし。
強いて言える楽しみは最近入社した若くて可愛いあの子がいる飲み会で言葉を交わすことぐらい。まぁ毎度チャラ男くんに持ち帰られてるし、昨日の醜態も見せたかもしれないわけで、これからお近づきになるなんてきっと天地がひっくり返っても無いし。
まぁそれでも仕事は仕事ですからね、
早く起きないと…
あれ?
なんか…
変じゃね?
目を開き起き上がった先、見つめた鏡の中で佇む少年を見つめながら男は、「キノシタ ケイイチ」は絶句する。
数秒の沈黙と全てが理解できない状況を背負いながら、キノシタはあり得ないがあり得てしまった状況を見て察する。
「マジかよ、、」
ーー転生しちまった。
奏自身、文章を書くのが苦手な上、小説というものにあまり触れてこなかったので、色々下手くそですがそれも一興ということで、ホラー映画のお口直しにでもしてくださいね。