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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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箱から家族が出てくる未来

作者: ヒロモト

例え法律的に認められないとしても俺たちは家族だ。愛する妻と娘。


「あなた。愛してるわ」


「パパ大好き~」


「うんうん」


こいつらはボックスファミリー。ロボットだ。

呼べば箱から出てきて、人の形に変形し、帰れと言えば四角い塊になって箱に帰っていく。

家族が箱に収まる時代。俺はいい時代に生まれたなぁ。


「帰れ」


急に飽きた。一人になりたい。


「……シュウノウモード」


妻を抱きたい時、娘を可愛がりたい時に呼んで一人になりたい時には箱に帰って貰う。


「あー!飽きた~」


新しい家族が欲しくなってきた。こいつらは中古屋に売り飛ばして新しい家族を買おう。

前の家族はオンボロ過ぎてパーツしか売れなかったけどこいつらはいくらで売れるだろう?

俺は箱を持ち上げて物置に運んだ。


「おいしょっ!」


前の家族の箱の隣に置いた。


「おっ!ラッキー!」


箱からはみ出た手に指輪が嵌まってる。そうだ!これを忘れてた!これは高く売れ……


「……」


結婚式の時にこの指輪を嵌めた時の事を思い出してちょっとセンチになってしまった。


「……ふん。まぁ。売らないで取っておいてやるよ」


指輪をポケットにしまった。







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― 新着の感想 ―
[良い点] ……あ、いや、………… コ レ は !? 冷や汗が、…………
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