億千万の魔物相手にたった一人で突撃する捨て兵として扱われてきた俺は、モノを大事にするタイプのクールお嬢様に拾われた。
たった独りで戦場を駆け抜け捨て兵として扱われてきた奴隷兵・13番はその日、部隊が壊滅したどさくさに紛れて逃げ出した。
生きたいわけではなかった。ただ、死んでいった仲間との約束だけは守りたかった。
しかし、外の世界などまるで知らない13番は謎の果実を食べて行き倒れてしまう。そのまま死ぬかと思われた13番だったが、『モノを大事にするタイプのお嬢様』に拾われる。
「大丈夫です。私が貴方に価値を付けてあげます。貴方の名前は、イラー。イラー・アルマウト」
あくまでモノ扱い。だが、それでも……名前をもらった。誰かに認めてもらえることがこんなに嬉しいとは、イラーは知らなかった。
それからイラーは何をしたいのかを探す生活の中で、戦場で培った戦力で無双し、他人に感謝されながら生きていく。すると、そこには自然と最高の仲間たちが集っていた。
これは、ただのモノでしかないイラーが、人間になるまでのお話。
生きたいわけではなかった。ただ、死んでいった仲間との約束だけは守りたかった。
しかし、外の世界などまるで知らない13番は謎の果実を食べて行き倒れてしまう。そのまま死ぬかと思われた13番だったが、『モノを大事にするタイプのお嬢様』に拾われる。
「大丈夫です。私が貴方に価値を付けてあげます。貴方の名前は、イラー。イラー・アルマウト」
あくまでモノ扱い。だが、それでも……名前をもらった。誰かに認めてもらえることがこんなに嬉しいとは、イラーは知らなかった。
それからイラーは何をしたいのかを探す生活の中で、戦場で培った戦力で無双し、他人に感謝されながら生きていく。すると、そこには自然と最高の仲間たちが集っていた。
これは、ただのモノでしかないイラーが、人間になるまでのお話。