表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
CATCH!  作者: 龍之介
9/22

いざ!初陣! その1

アマチュア総合格闘技団体との定期戦が開かれることになり、まだ

バリバリの新人である吾郎も出場することになった。

その日、いつものように練習を始めようとしていた時、遅れて入ってきた笠井主将が、いつもとは違った重々しい口調で告げた。

『定期戦が決まったぞ』

 南雲、遠藤の両先輩は、特に表情を変えることなく、

『なんだ。今回は随分遅いんだな』

『勿体付ける必要なんかないのに』と答えた。

 定期戦、というのは、我が城南高校キャッチレスリング同好会が出場できる『公式試合』と呼べるものだ。

 何でも、鮫島先輩が以前プロレスラーをしていた頃に知り合った格闘家が主催しているジムが開いている大会で、出場するのはみんなアマチュアばかりであるが、それなりに経験を積んだ選手ばかりだという。

『定期戦』などと呼んではいるが、別に決まった日に開かれている訳ではなく、向こうとこっちのスケジュールの合った日に開かれるという。

 形式は対抗戦、即ち団体戦で、勝ち抜き方式である。

とはいっても、こっちは三人だけであるから、必然的に3対3ということになるのであるが。

『しかしだ。今年は四対四となる』

 えっ?と吾郎が言い、笠井主将に目を向けた。

『そう、お前も出るんだよ。吾郎』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ