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CATCH!  作者: 龍之介
10/22

いざ、出陣、その2

いきなりレギュラーを告げられ、動揺する吾郎であったが・・・・

『え?』吾郎は最初、主将が何を言ったか理解できず、目をぱちくりさせた。

『試合さ、決まってるだろ?』

 南雲がほほ笑みながら後をつづけた。

『そ、そんな・・・・無理ですよ。だって僕は、まだここに入ってからようやく半年にしかならないんですよ!』吾郎は慌てた。

自分の技術じゃ、幾らなんでもそんなところに出ることはできない。

『心配するな。お前ならやれるよ。』

 タオルで汗をぬぐいながら、怒ったような声で遠藤が言う。

『確かに十分とはいえないが、お前は基礎だけは呑み込めてきた。次は実践だ。経験が人を強くするんだ』

 笠井がポン、と肩を叩いた。

 まだ何か言おうとした吾郎に、

『さあ、そうと決まったら練習あるのみだ。やろうぜ!』

 南雲が手を叩いた。

 吾郎は沿道に促されて、もう一度マットの上に戻った。

『行くぞ!』

 遠藤のタックルが容赦なく彼に襲い掛かってきた。

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