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愛した人と愛された人  作者:
Ⅰ.神様の悪戯
2/5

目が合わないの。

一日、一話がんばります。

つまらないと思うけど精一杯がんばります。

「な……なにこれ!?」


髪の毛は、腰の辺りまで伸びている。

元は黒い髪だったのに、今は綺麗な金髪になっている。


手鏡に写っているのは、外人のような綺麗な碧眼に大きな目、小さな顔。だれだこれ。ふと、僕の大事な処に触れると


「あっ…な、ないぃ!!!あれが息子が!!!」


と騒いでいると


「お、お、おちつけ月。まだ、あわ、あわてるじかんじゃない」


お前が一番落ち着いてないじゃないか。


「……空。その距離感はなんじゃ」


空は、私からすごく離れてる。


「い、いやぁ、なんかねえ?」


と言いながら目をそらす。


「そんなにこの姿悲惨なの…?」


空がこんなに離れるこんな姿…嫌だな。


「いやいやいやいやいやいや、むしろかわいいし、いいと思うけど頭が追いつかないのよ」


と、いいつつすこし近づいてきた。


「そらああああああ!!」


と、思いっきり抱きついた。なぜ抱きついたかは不明。


「つ、つ、つ、つ、きお、おちおちおちおちつけ。ひとまず、あたってる、あたたた、柔らかいのが!!」


と、空は虚空を見上げている。ああ、胸があたってるのか。


「ご、ごめんね。」


と離れると、空の顔はゆでダコになっていた。


「ひ、ひとまず。ふ、風呂いってこい。そして、ちゃんと姿見鏡でみてこい。」


と、虚ろな目で言ってきた。完全に目が合わない。私のこと見てくれない。


「わかった。お風呂行くけど、なんでそんなに私と目を合わせないの???」


と聞くと


「い、いや。月が別人だけど中身が月だからなんか、変な気持ちでな」


と言った。むー…。さみしい。


「それじゃあお風呂行くよ…みないでね?」


と冗談のように茹でダコ空は


「見るわけないだろ!!」


と、更に真っ赤になって言った

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