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地中と地上の境界線  作者: 東雲 イザヨ
3/19

課題

なんだか気分がいい。

「・・・と」

----はず、ないよな。。ん?なんだ?

「おー・・・えい・・・」

誰だよ。

「おーーい!えーいーとー!聞こえてるー?」

「おわぁぁあ!?叶恵!?なに勝手に人の部屋に入ってきてんだよ!」

やっぱりな。気分がいいことなんてなかった。

「早く起きて朝ご飯食べないと、学校遅れるよ?ていうか、ここ私の家だから勝手に入るもなにもないし!」

朝からこうだ。

ちなみに俺が住んでるのは叶恵の家だ。俺以外の家族全員が魔導師がじゃない。それで俺だけが転送された訳だが、そのとき引き取って育ててくれたのが、叶恵の母親なのだ。今では本当の親子の様になった。

それで、だから、まぁ、叶恵とは兄弟の様な幼なじみだ。

「着替えたらさっさと朝ご飯食べないとおいてくからね!」

「はいはい、わかりましたー」

そういうと叶恵は出て行った。

朝からうるさいななどと考えながら仕度を済ませ、下へ降りた。

「あ、影斗。おはよう。朝食できてるよ」

「ありがと」

そういって、俺は椅子に座り、朝食を食べ始めた。

やっぱ母さんの朝食最高!とのんびり食べてたら、叶恵が玄関から、「影斗ー、早くしてよー」と言われ、急いで朝食を食べた。急いでたものだから、家中ドタバタと足音が響いた。

そして、準備完了だ。

玄関から、

「いってきまーす!」

と叶恵に続いて俺も、

「いってくるわー」

と母さんに聞こえるように言い、家を出た。

外に出ると急に寒さに襲われた。

寒さに凍えながら、五分ほど歩き学校に着いた。


それから、十五分ほど経っただろうか、教室の扉がガラッと音をたてて、担任の{高梨たかなし 慶吾けいご}先生が入ってきた。

「みんな、おはよう。」

『おはようございまーす』

「じゃ、さっそく、出欠取ります。亜豆塚あずつか-----」

俺か。

「はい」

「-----蘖---」

「はい」

「-----三神---」

「はーい」

なんだ、その気が抜けた感じの返事は・・・。

「-----柚木---」

「はい」

と、総勢二十人ほどの名前を呼び終わっていた。

「よし全員出席だな。今日、最初の授業は魔法だ。それぞれにやってもらう魔法の課題を与えます。二日後にその魔法も使いながら二対二で戦ってもらいます。」

課題、戦いと聞いて教室内はざわめいた。

「おーい、静かにしてくださーい。では、一人一人順番に課題を言っていきます。メモかなんかの準備をしてください。」

再びざわめく。「ああ。課題かー。」、「久しぶりに戦えるっ!」と色々聞こえてくる。

「静かにしてくださーい。では、亜豆塚くんから言っていきます。」

課題、なんだろうな。

「亜豆塚くんは、特別で『悪魔と契約』してもらいます。」

え?今なんて。

「悪魔と契約して得た、魔法ならなんでもいいです。」

やっぱ、悪魔・・・と契約・・・。って。

「えー次は-------」

ああ。悪魔と契約とか意味わからねぇ。気味が悪い。

そうこう考えているうちに、先生は全員の課題を言い終えていた。

「あ、魔法を唱えるときの技の名前は自分達で考えてください。では、さっそく練習を始めてください。亜豆塚くんは先生のところまできてください。」

俺だけなんだ?と先生のほうまで行くと、

「悪魔との契約の方法を教えます。まず、この紙に書いてある『魔法陣』を床などにかいてください。」

と魔法陣の図が書かれた一枚の紙が渡された。

「これが書けたら、亜豆塚くんのありったけの『魔力』を魔法陣に集中させてください。そうすると、闇とともに悪魔が現れるので魔法が使えるよう契約してください。」

「はい、わかりました」

と俺が悪魔と契約するため、立ち去ろうとすると、

「亜豆塚くんは申し訳ないですが、学校ではやらないでください。危険なので。」

そう告げた。危険なのか。

「あ、はい。わかりました。」

そうか危険なのか。そうか、そうか。って、そんな危険なのやりたくねぇー!

俺は心の中で叫んだのだった。

なんか色々ごちゃごちゃになってきちゃってるような・・・。

最後まで読んでくれた方ありがとうございます。

更新ペースが遅いですが、これからもよろしくお願いします。

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誤字などがありましたら、教えてください。

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