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ふってきた種。
それは、宇宙からやってきた。
最初は小さな種のようであった。
本当に小さな小さな種であったため、
その存在に気付く人間はいなかった。
そして、一か月たち、三か月たち、
半年がたった。
種は成長し、アボカドに似た外見をした植物になった。
とはいえ、それはアボカドではない。
それは「アボカド星人」だ。
宇宙からきたといえば目的は一つしかない。
そう、地球を制服することだ。
宇宙からの訪問者・生命体はたいてい地球を征服することが目的だ。
または地球の調査や観察だ。
しかしその調査だって、いってしまえば征服前の下調べである。
またたいていは、誰にも気づかれずに地球を調査するのだが、
たまに人類にに見つかって、
「ソース焼きそばだ!」もしくは「未確認飛行物体だ!」と騒がれるうっかりものがいる。
人類に警戒されれば、自分たちの征服がむつかしくなるだけでなく、
後からの訪問者も警戒されるのだから
そういう迷惑な訪問者は安易に地球をおとづれてはいけない。
これは地球征服をたくらむ他の星人達の
暗黙の了解であった。
話を戻すと、
アボカド星人はどうだろうか?




