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幼い記憶
――――ほら。今日もまた。
あなたが私に向かって叫んでくる、夢の中。
『逃げるな』ってさ。
『バイバイ』ってさ。
ねぇ、もうやめてよ。
哀しいくらい、その思いに縛られている私の体。
細い糸のようにきつく、かたく、私の体を束縛する。
怖いの。
あなたが、私を見てないんじゃないかって。
私のこと、もしかしたら忘れてるかもしれないって。
あぁ、こうやって考えたら止まらない。
ねぇもういいでしょ?
これ以上私を泣かせないで。
泣くのは嫌なの。
あなたをいつも悲しませるから。
もう、あなたを、彼を、苦しませたくないの。
―――――私の目の前には、幼い背中が走っていた。
はい、ナギサちゃんの幼い記憶でした。
超短かったすね(笑)
ちょっと意味不明なとこ多かったすね。