いつもの日常
今日も働く。
これからも、ずっと繰り返す日々。
この世界には、神様が居て、神様は私達人間を守ってくれてるらしい。
だから、私達人間は神様に捧げ物をするらしい。
実際に神様に会ったことはないけど、何十万年に一度、人間から一人神様になれる人間が選ばれるお祭りがあるらしい。
(...私には関係のないこと)
そう思っている。何十万年と経って、選ばれるのは一人。正直、確率的にはゼロに等しい。
そう、思っていた
私の名前はアマラ・カーネーション。残念ながら、貴族とかではない。
「おーい!休憩するぞー!」
この人は、ケイン・カーネーション。いわゆる私の上司だ。私が仕事を始めたての頃から、ずっと優しくしてもらった人。
薄々気づいてるかもしれないが、ここに住んでるほとんどの人の苗字は花の名前だ。この国は花の国として有名なのだ。
「アマラちゃん!一緒に飲み物買いに行かない?」
この子は、私の同僚のミア・ネリネ。とても明るくて、親しみやすい子。仕事を始めたての頃に初めてできた友達でもある。
「ミアはいつまでも元気だよな...羨ましいぜ...」
この子は、ノヴァ・フェンネル。いつも気だるそうだが、やるときはやる男。
「だって、元気じゃないとやっていけないじゃん!」
「それはそうと、知ってるか?何十万年に一度、人間が神様に選ばれるっていう噂」
「あ、知ってるよ!でも、私達には関係ない話でしょ...」
「意外とそうじゃないかもよ?」
ノヴァが不敵な笑みを浮かべながら
「その何十万年が今年らしいぜ」
「え?それって、選ばれるかもってこと!?」
ミアも、ノヴァもその話で盛り上がっている。
(どうせ、平民の私達が選ばれるなんて、万にひとつなのに...)
そう思っていると、目の前が急に眩しくなった。




