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『好きになったらいけない恋』高校二年、春。ようやくできた後輩は面倒で不器用で、だけど目が離せない。  作者: 湊 俊介


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冬休みには遊園地でお泊まりを

今日は遊園地旅行の計画を立てるのにヤマトの家に行った。


『デスティニーランド(DL)でいいですよね!?

僕まだ行った事無いんですよ。

夢の国~楽しみだなぁ』


デスティニーランドは関東圏にある年中イベントを行なっている遊園地だ。


ヤマトがDLの観光本を持ち出してきた。


『先輩何乗りたい? 僕はなぁ~ これも乗りたいし

あれも乗りたいし』


テンションが異様に高い。よほど楽しみなのだろう。


『日帰り? 泊まりで行く?』


『せっかくだし泊まりでいきましょ!』


『金、結構かからね?』


『…..』


ヤマトが悲しげな顔をする。


『まぉ、俺が出すから心配するな!

ずっとお年玉とか貯めてたのがあるから』


『え、でも…悪いですよ』


『楽しい事するのに金は惜しまねぇよ

使ってこそのお金だよ』


ヤマトが嬉しそうにする。


チケット代、ホテル代、電車代だけで

約8万円程になる計算だ。


(結構するな…まぁ喜んでる顔観れれば…)


ホテルは遊園地内にある少し高級なホテルを内緒で予約した。


(びっくりするかな~)


旅行前日


バックに着替えやタオルなど必要な物を詰め込み

準備万端だ。


次の日は朝早いのでヤマトの家に泊まりお母さんに送ってもらう。


『楽しみだなぁ 楽しみだなぁ 先輩も楽しみ?』


もう何回目だろうか同じ質問をしてくる。


『どんだけ楽しみだよ! 俺だって楽しみだ!』


頭をくしゃくしゃっとしてやると嬉しそうに喜ぶ。


『でも男2人って…また前みたいに変な目で見られたり…』


『夢の国ですよ!そんなのあるわけ無いですよ』


ヤマトにとっての、この遊園地は本当に夢の国なのだろう。

人の目なんか気にしなくていい、自由な国。


DLのパンフレットを開き明日の再確認をする。


『これ見るだけでワクワクだなぁ』


子供みたいに、はしゃぐのを見ていると自分もさらに楽しみになる。


『先輩、ホテルはどんなところ予約したんですか?』


『それは内緒だよ 行ってからの

        お楽しみ 期待していいよ』


『ずるいなぁ でも期待しますよ!』


ホテルに関しては、少し無理をして良いところを

取ったので自信がある。


早めに電気を消し眠ろうとしたが、遠足前の子供みたく2人とも、なかなか寝付けなかった。


『おきてますか?』


『うん…』


『楽しみですね!』


やっと寝れそうな時に話しかけられた。


しばらくしてまた眠れそうになると…


『先輩おきてますか?』


『….うん…』


『楽しみですね!』


そして…また..


『おきてますか?』


『……』


『楽しみですね!』


『はよ寝ろ!!!』


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