表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『好きになったらいけない恋』高校二年、春。ようやくできた後輩は面倒で不器用で、だけど目が離せない。  作者: 湊 俊介


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/32

孤独な謹慎期間

自宅謹慎になっても、生活リズムは変わらない。朝早く目が覚めてしまうけど、二度寝しようとしても目が冴えて眠れない。


(あ~、暇だな…)


とりあえず課題を片付けようと取りかかり、気づけば昼になっていた。


昼食を食べ、漫画を読んだりゲームをしたり。眠くなったらゴロゴロして寝る。まるで引きこもりのような生活だ。


夕方6時。いつもなら部活が終わる時間。


(ヤマト、来てくれるかな…)


そう思いながら過ごすが、連絡はない。


(忙しいのかな? 部活が長引いてるとか?)


今日、まだ誰とも話していない。誰かと話したい気持ちがムクムクと湧いてくる。


でも、どれだけ待ってもその日は連絡もなく、夜になってしまった。


(昼間寝たせいで眠くないし…暇すぎる…)


ふと、この前の出来事が頭をよぎる。


「先輩…もっと触って…」


「ヤマト…」


つい名前を口に出してしまい、恥ずかしさで顔が熱くなる。


(あいつ、俺のこと本気で好きなのかな…)


ヤマトのことを考えると、頭がパンクしそうになる。


(あいつ、遊びに来るって言ってたのに…明日来るかな)


次の日も、その次の日も、ヤマトからの連絡はなかった。


---


自宅謹慎4日目。日曜日。ヤマトも来てくれず、さすがに暇の限界だ。


課題はもう全部終わっていて、やることがない。


(電話してみようかな…)


でも、こっちからかけるのはなんか負けた気がして、やめた。


ゲームを始めてみたけど、30分くらいで飽きた。


携帯を見ると、ヤマトから着信があった。すぐにかけ直す。


「先輩、何してました?」


いつもと違い、気だるそうな声。


「来るって言ってたのに来てくれないから…暇してた。」


「…風邪ひきました。インフルエンザです…3日前から頭痛いし、寒いし、ダルいし、熱あります…」


(来なかったんじゃなくて、来れなかったのか)


「そっか。大丈夫か?って聞きたいけど、大丈夫じゃなさそうだな。」


「電話したかったけど…さすがにダルくて、話すのもつらい…」


「そっか。悪化すると大変だから、切るな。治ったら電話して。」


「待って…先輩の声聞いてると安心するから、なんか話してください。黙って聞いてます…」


「え~、しょうがないな。」


なんて言うけど、本音は久しぶりにヤマトに頼られて嬉しい。


最近読んだ漫画の話、面白かったテレビの話、いろんなことを話していると、ヤマトの笑い声や咳が聞こえてくる。


しばらくすると、ヤマトの反応がなくなった。


「寝たかな?」


返事がない。寝たみたいなので、電話を切った。


たった4日ぶりだけど、毎日一緒にいたから、久しぶりに話せて嬉しかった。


---


それから3日後の朝。ヤマトのインフルエンザがようやく治ったらしい。部活終わりに家に来ると連絡があった。


(やっと謹慎の半分か…休めるからいいと思ってたけど、キツいな)


部屋で携帯で動画を見たりして時間を潰していると、エロい動画が目に入った。


(そういや、この1週間してないな…)


健全な男子高校生が1週間も抜かないなんて、よほどのことがない限りありえない。


動画を見ながら一人でしていたけど、イク寸前、ヤマトのあの時の様子が頭に浮かんだ。


「はぁ…はぁ…」


(ヤマト…)


抜いた後の気だるさに襲われ、そのまま寝てしまった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ