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忘却の都市  作者: HANA
記憶なき都市の入口
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『忘却の都市』 悠人の寝坊とJACへ

朝、約束の時間にマンションの入り口で待っていた。

都市の朝は静かで、規則正しい生活リズムが街全体に流れている。


しかし——。


悠人が、来ない。

腕時計をちらりと見ると、約束の時間を30分過ぎている。

俺は軽くため息をつきながら、周囲を見渡した。

さすがにそろそろ様子を見に行こうとしたその時——。


マンションの階段から、バタバタと足音が響いた。

「わ、悪い!寝坊した!」

悠人が、慌てた様子で駆け下りてくる。

寝癖の残る髪をかきながら、額の汗を軽く拭っていた。

「昨日の夜テンション上がっちゃって、全然眠れなくてさ…...申し訳ない!」

そう言いながら、必死で謝る悠人。

俺は少し呆れながら、それでもどこか憎めない気持ちになった。

「いいよ。別に急いでるわけじゃないし。」

悠人は安心したように笑い、軽く肩をすくめる。


「サンキュ!よし、行こうぜ。今日の目的地はJACだな!」

そう言って、彼は目的地に歩き出した。

俺も小さく息をついて、悠人のあとを追いかける。

都市の整然とした街並みを抜け、JACの施設へと向かう。

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