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詩全集

知らず知らず/それでいいんか?

作者: 那須茄子

『知らず知らず』


  ・


平和ボケした

幸せしか知らない蝶が

向かっていた


そっちは甘い蜜をただよわせる毒の実

だというのに

無知な蝶は嬉しそうに吸くいとる


感じるままに空腹なままに

内包された殺意を知らず知らず

己の身体へ流し込む

それは自殺と同意義だ



『それでいいんか?』


   ・


見ていて不愉快

頑張って何なる?

そんなに汗水流して

どうなりたいん?


可哀想で滑稽で雑な独り芝居

同じ舞台に立とうと一ミリも思わない

今日昨日の繰り返しの努力は誰にも

そっぽ向かれるのに


果たしてその注ぎ込む時間に

意味はあるの?


ちっとも共感も感心も持たん

別に好きにしたらいいけどさぁ

飼い殺し状態のそれで

いつまで長く持つ?

持って一週間もないやろ


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