2話 転移の先には
─キィィィィィン...
甲高い音を奏でながらその装置は起動した。
「じゃあ...行ってくる!」
「おう!結果詳しく聞かせてくれよな!」
パァァァ...シュン!!
... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ..
─さて...ここどこ?
あー...声が出ない!?なんか薄暗い...なんだ失敗作かよ...ちょっと期待したんだけどなぁー...って俺まだ目ェ開けてなかったのか?いや違う...肉体は感じる。そうかここは洞窟なような場所か...だんだん感覚が戻ってきた。
「3&j429k/pega@cp1:dp」
「へっ?なんて?ってか誰?」っあ!声が出てる!よかった
さてとそれはさておき、こいつ何語だ?言い忘れたがこの俺三玖牧人、世界の言語の90%をマスターしている。
英語はもちろん、フランス語イタリア語中国やマイナー言語までほとんど覚えてる。なのにこいつが言ったことだけが全っ然分からない!!
「4:eg&Gfa?3&j19/g」
「What are you mean?」
「なんで急に悪魔語を忘れたりするんですか!!」
「いや喋れんのかい!!!」
「まぁいいここどこだ!?」
「迷ったんですか?...王なのに」
「え?最後なんて?」
「いいですよそんなこと」
ってか悪魔語?なんだ?それ。
まぁいいかとりあえずここから出ることが最優先だ。
「ついてきてください...」
そして洞窟の中を歩くこと...3時間。
「なあなあ...ここ前も通ったぞ?」
「待ってください!ええと、ここをこういってそっからこっちに行くとーほら!!」
「何やってるん...ですか?」
『...まよってます!!』
「あんたら...」
そしてその悪魔?について行くことはや10秒来た道を戻って反対の方向に歩くとあっという間に出口に着いた。
そしてそこにあったのは...
「なんだこここれが異世界?」
「あなたの国悪魔界ですよ!」
「へぇ...ん?俺の国?つまり...俺が王!?」
「それ以外に何があるんですか」
「え?え?えええええええええええええええ!?」
To be continued