9.お昼ご飯 明日華Root
Rootに関しては、できるだけ相手が決まるまでは平等にする予定ですが、明日華に関しては、義妹ポジションなので、多くなります。
昼休みまで、平和に過ごすことができた。ああ、やっと帰ってきた平凡な日常! I LOVE NOMAL SCHOOL LIFE!・・・間違ってたらごめん。
「玲司!ごはん一緒に食べよう!」
「すまん!俺は彼女とご飯を食べることにした!」
「彼女!?」
「おう!陽樹!中庭行こうぜ!」
「わかった!」
「ああ、そういうことか。」
よく見ると、舞が絶望に打ちひしがれながらも、あとをつけてる。
「舞、玲司は、舞が後ろをつけてることに恐怖を覚えてるみたいだぞ?普通にアタックしないと、このままじゃ、玲司が腐っちゃうよ?」
「ご忠告ありがとう。ほんと、翔太君には頭が上がらないわ。」
「いや、玲司は自分の恋心に無自覚だからね。僕としては、親友には幸せになってほしいんだよ。」
「じゃあ、普通に一緒に食べようって言って一緒に食べてくるね!」
「ガンバ!」
「ええ、そっちもね。」
ぜひ、舞には頑張ってほしいものだ。って、ん?そっちも?
「しょ~ちゃん!一緒にお昼ご飯食べよ!」
「翔太君、一緒に食べましょう?」
「しょうくん、私と二人でお昼ご飯食べない?」
そ・う・い・う・こ・と・か!
「みんな仲良くして。あと、僕がクラスのみんなに殺されるから、それは勘弁して。」
「なんで殺されるの?」
「みんな美少女だからね。」
「「「美少女っ・・・。(ぽっ)」」」
「そういうことだから、ごめん。」
それに、お弁当は明日華が毎日持ってきてくれている。明日華が、お昼休みにも会いたいんだもん!なんて可愛いこと言うからだ。
「お兄ちゃん!遅いよ!迎えに来ちゃったよ!」
ヤバッ!殺気が増えたんだが!?
「あ、明日華!屋上行くぞ!」
「お、屋上!?」
「いいから!」
そう言って明日華の手を引いていった。ちなみに、屋上とは言ったが、実際は、空き教室だ。正直に言ったら追われて詰む。
「お、お兄ちゃん!ここ、いつもの空き教室じゃん!」
「そうじゃないと、みんな追ってくるかもしれないからね。」
「そうなんだ。・・・告白するわけじゃないんだね。」
「なんて言ったんだ?」
「お兄ちゃん、愛してる♡」
「はいはい、ありがとな。」
「さて、今日もおいしかったよ。ありがとう。」
「ん。お兄ちゃんの喜ぶことが私の喜びです。でも、ご褒美にキスしてほしいな?」
そんなとろんとした目で見られても・・・。仕方ない。
「jfkhjksahdglk!?」
「お望みは叶えましたよ?お姫様?」
「お、王子様、このまま愛の逃避行しましょう!」
「冗談だからね!?」
「私は冗談じゃないもん!」
あれ、頬にキスしただけなんだけどなぁ。
「えへへ~♡」
まあ、うれしそうだしいっか。
「先に戻ってるね。」
「うん。午後の授業も頑張ってね!」
なにこれ、癒されるぅ!
「頑張ってくるから、明日華もね。」
うちの妹の天使具合が進化してました。
咲 「このままじゃ明日華ちゃんにとられちゃう。」
奏 「一旦停戦して、私たちを見てもらうようにしないとですね。」
マナ「休み時間は私たちが特攻を仕掛けましょう。」