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僕に彼女が複数人できました。ただし、三ヶ月間。【更新停止中】  作者: 月唄葵依
二章 カリカノたちが修羅場です
7/10

7.キャラ、どこ行った!? Root明日華

Rootはルートです。個別イベントを示すときに使います。Sideはちょっと違うかなって思ったので。「」で。が付いていないときは、誰かが最後まで台詞を言わせてくれなかったときです。

 僕が朝起きると、布団の下の方で、なにかが動いていた。というより、僕のズボンが下ろされ掛けていた。

「うわぁ!?」

「あっ、おはよ~、お兄ちゃん。」

「おはよう。って、なにやってんの!?」

「え?ズボンを下ろしてふぇ」

「ああっ!その先は言わなくていい!」

「え?わかった。」

 なにをやっているのだ。この妹は。

「と、とりあえず、移動してくれないかな?」

「なんで?朝のご奉仕だよ?」

「いや、こっちが聞きたいよ!?しかも、明日華って、いつもこの時間起きてないよね!?」

 僕の家は、親が二人とも海外出張に行っているから、二人暮らし。だから、家事をやる僕が先に起きて、1時間後ぐらいに明日華が起きてくる。だから、こんな時間に起きてるなんてあり得ない。

「起きてるもん。いつもは、お兄ちゃんがお兄ちゃんの部屋から出て行った後、布団に入って、クンカクンカしてるだけだもん。」

「ちょっと待って、今、聞いちゃいけないことを聞いた気がする・・・。」

「それに、契約の4番に、恋人らしいことは毎日するってあるよね?」

「いや、それって、手をつなぐ、とか、あ~んとかじゃないの・・・?」

「私にとっては、こづく」

「ストップ!そこまでにしよう!」

 これ以上はいけない。早く朝食作りとか、洗濯とかしないと。

「お兄ちゃん。全部のむよ?」

「なにを!?」

「お兄ちゃんのせい」

「どこでそんな言葉覚えたの!?」

「友達のお父さんの部屋にあった本を、友達が見せてくれた。」

「友達のお父さーーーーん!」

 だれだ、それ。ていうか、父親なの!?お兄さんとかじゃなくて!?

「まあ、すぐに気持ちよくしてあげるから。」

「よくないよくないっ!じゃっ、僕は、洗濯とかしなくちゃいけないからッ!」

「あっ。」

 逃げないと、僕の貞操がっ!そんなことを思いながら、僕はリビングへと逃げた。




「おはよう、お兄ちゃん。」

「あの時間に起きてたのに、降りてくるのは遅いんだね。ご飯食べようか。」

 ちなみに、僕の部屋も、明日華の部屋も、二階にある。

「うん。遅い理由は、お兄ちゃんの布団でぬくぬくしてたから。」

「へぇ~。何で僕の布団で?」

「お兄ちゃんの布団にくるまってるとお兄ちゃんの匂いがしてお兄ちゃんに抱きしめられてるって感じるの。まあ、体が火照って、その、自分でシちゃうけど・・・。」

「明日華!?お、お兄ちゃんは清楚な子が好みだからねっ!」

 こう言えば、きっと、明日華は行動を改めてくれるはずだ!!・・・きっと。

「!?そうなの!?わ、わかった!今から、お兄ちゃんの布団を使ってシてたこととか、お兄ちゃんの椅子でシてたこととか、お兄ちゃんの下着でシてたこととか、バレないようにするね!」

「明日華ああああああ!?」

 撤回。もうすでにダメだった。

「でも、お兄ちゃんがもし、欲求不満になっちゃったら、絶対に相手してあげるからね?ほかの女の子としちゃダメだよ?」

 もうダメだ。歯止めがきかない。

「明日華、違う話をしよう。」

 現実逃避って大事だよね!!

「違う話?子供、何人作る?」

「もっと違う話をしようっ!」

「もっと違う話・・・。私の性感帯は、お兄ちゃんに触られたところ全部だよ?」

「全然変わってないからっ!」

「私の胸のサイズはい」

「ストップ!言っちゃダメっ!」

「なんで?」

「兄弟なんだか」

「今は付き合ってるよね?」

「そういう契約だった・・・。」

「じゃあ、問題ないよね。私のむ」

「男のロマンがっ!」

「男のロマン・・・(ボッ)。じゃあ、触る?」

「え、なんでそこで顔を赤くするの・・・?って、いやいや、ダメだから!!」

「あ~!お兄ちゃん、今、迷ったね?そんなお兄ちゃんには、私の」

「さて、そろそろお兄ちゃんは学校に行く準備をしないと。」

「もうっ、お兄ちゃんたら。私も準備してくるね。」

「うん、わかった。」

 学校の準備を口実に逃げられたけど、結構明日華って、欲求がすごいんじゃ・・・。今度、明日華の部屋に、僕のものがないか、確認したいな。

 って、ん?なんか、外で喧嘩しているような声が・・・。まだ新聞を取ってないんだけど、今は外に出たくないなぁ。

 ピンポ~ン!

 ・・・なんていうタイミングなんだ!居留守とかはあまり使いたくないし・・・。仕方ない。出るか・・・って、何でいるの!?

明日華「あれ~?お兄ちゃん、遅いなぁ。早くしてくれないと、私の体が火照ってきちゃう。・・・だ、ダメッ!お兄ちゃんは、清楚な女の子が好みって言ってたもんね。清楚、清楚・・・。お兄ちゃんの枕を抱きしめて、待ってればいいかな・・・?」

 

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