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「流石にほんとにやるとは思ってなかった」朝一番にきんからこの言葉をもらった。
「隣に俺達いるのによくあんな大きな音出しながらできたね。こっちまで聞こえるほどって...」
ゆうにはこんなことを言われた。
「なに、むさ苦しい男3人に対しての当て付け?」
せんからもこのようなありがたい言葉をいただいた。
3人言われた言葉全部は彼女の耳には届いておらず、首を傾げている。まあ、このようなむさ苦しい男達の煩悩の現れを彼女がみなくて済んでいるのに越したことない。
ここまで来ると特に紹介したいような話の内容もない。どうしたものか。ダラダラと5人で時間を潰していっている。
その間もずーーといじられ続ける。彼女の身の届かないところで。これは新手のいじめか?それとも俺が空気をなにも読まず連れてきたのが悪いのか?いや、連れきたというより半分勝手についてきたに近いんだけど。というか、彼女は家出中だし、連れてくるしかなかったというべきなのか?これは俺に非が100%あるのか?
「どうしたの?」
彼女が幸せそうな笑顔を俺に向けながら話しかけてくる。俺は大分長い間ボーとしてたらしい。
「いや、なにも。どう来てみて」
「うん、心が安らぐ感じがする。楽しいよ、私。安心して」
顔に出てたかな?心配してるのが。
「みんないい人だね」
「あいつらのこと?」
「うん、私最初会った時襲われるんじゃないかと思ってた。とくに、あのひと」
そう言って指を刺した先にはせんがいた。
まあ、たしかに襲いそう。




