Page 66
Page 66
これは俺達2人が荷物を置き終えて、これから温泉に行こうとする時だった。彼女がこんなことを言ってきた。
「ねぇねぇ、私...実は...」
彼女は目を泳がせる。
「ゴニョゴニョ」
彼女は俺の耳元で小さな声で俺にこう言ってきた。…最初は行ってきた内容を言おうと思ったが恥ずかしいからやめた。ただ、彼女が今からシタいとか言い始めた。
身体をくねくねとさせながらアピールしてくる。現実世界でこんなことをしてくるやつがいるとはな。おっとフィクションの世界なのだからなんでもありか。今のはなかったことにして欲しい。作者の声を俺が間違えて代弁してしまっただけだから。
「流石にしないよ。君は妊婦さんなんだからもっと身体に気を使わないと。妊娠初期の行為は流産につながるらしいしね」
「えぇ〜。家だとあんなにやってたのにぃ〜〜」
分かっているのだが、彼女から誘ってくるからそれに負け、妊娠してからも毎日のようにエッチをしている。分かっているのだが。
「だって〜。車に乗ってた時〜」
「隣に友達もいるし、何より君の身体が心配だから、エッチするのはやめよう」
「えぇ〜。じゃあ、この身体の火照りはどうするればいいかな?」
彼女は首を傾げながら俺に聞いてきた。
「そうやってねだっても今はしない。外で3人待ってるし」
流石に、待たすわけにはいかないだろう。
「たしかに、その通りだね」
彼女も何故か?納得してくれたしよかった。
「そのかわり夜は...」
俺の話は聞いてないようだ。
「分かった、分かった。ただし、隣にバレない感じで」
「うん♪」
俺と彼女は最後にこんなやりとりをして部屋を後にした。




