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「2人はどのくらいまで行ってるわけ?」
「えーと...」
せんにそう言われて俺は少し悩んでから彼女と向き合った。そして、こう答えた。
「まあ、ひと通り全部は」
「と言うことは、さっき言ってた通りで2人であんなことやこんなこと知ったってこと?」
今度らゆうが聞いてくる。
「まあ、そう言うこと」
「ほんと、羨ましい〜」
俺の隣でせんがそう嘆いていた。みんなが思ってるよりいいものではないぞ。
「責任とか言ってたけどそれはどう言う感じになったの。ほら、生でやっちゃったって言ってたし」
運転中のきんが今度も俺達に鋭いことを突きつけてくる。
「そのことは...」
実際のところは彼女は俺と初めてやったタイミングでないにしろ妊娠してしまった。最終的な結果は何も変わっていない。
「実は彼女は...」
「妊娠しちゃってます」
「「「えぇぇ?」」」
「こんなところにいていいの?安静にしないとじゃ...」
きんが心配の声を上げる。
「親御さんは知ってるの?」
ゆうも心配する。
「ううん、知らないよ」
彼女は平然と答える。
「それは流石にやばくないか?お前がこんなに白状なやつだとは思わなかった」
せんが軽蔑な目をして、俺から距離を取ろうとする。
「いや、おかしいでしょ。流石に冗談だよね?」
俺はせんに問いかける。
「いや、ちょっとだけ...冗談だよ。でも、これからどうするの?てゆうか、ガチなの?」
「ガチ。他に知ってる人はいない。ちゃんと産婦人科にも行って確認してもらった」
「それガチのやつじゃん」
きんがそう言った。
「これ言って大丈夫だったかな?」
彼女が俺を見てくる。
「こいつらに拡散力とかないし大丈夫」
「おいおい、俺達のこと舐めすぎだろ」
せんが俺の挑発に乗ってくる。
「事実だからそれ以上は口を開けないほうがいいぞ」
ゆうが横から止める。
彼らが俺の言葉を否定できない雰囲気になって空気が静まり返った。




