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言ってしまったか。
この子、徐々にアホになってってない?こんな子でしたっけ?
「いや、どういう状況??!!」
「男が女の子をお持ち帰りするのは分かるけど逆って現実にあるの??!!」
彼女の言ったことにゆうとせんの2人は驚いていたようだ。
「えーと、詳しく言うと同窓会で私が調子に乗って飲みすぎちゃって酔っ払っていたところを彼が介抱してくれてぇ〜私が私自身の意識が朦朧した状態で勢いで彼をホテルに連れ込んだんだ...て言うのを、後から彼に...聞いた感じで」
彼女は俺の方をチラリと見て、目線をすぐに戻す。
「それで、ホテルで2人でやっちゃったみたいな・・・私、相当酔ってたみたいでその時の記憶が無いんだけど、勢いで2人で生で中にやっちゃって、朝それが分かって責任取るって形になって、今に至ります」
最後、彼女は謎の敬語で締めた。
「という感じで俺達はお互いの犯した過ちに対して責任を果たすためという名目で一緒に暮らしながら付き合ってる」
「ん?ちょっと待って。2人は義理で付き合ってるの?てゆうか、一緒に暮らしてる??」
ゆうが俺達に疑問を投げてくる。
「お前っ、こんな可愛い子と同棲しているだと!許せないな」
そんなことを言われながら俺はせんに首を絞められた。
「義理で付き合ってるとかじゃなくて、付き合うための理由として...」
「私達は互いに大好きで、愛し合ってる関係だよ。義理とかそう言うので付き合ってるのわけじゃないよ」
俺が少し答えるのに戸惑っていたら彼女がはっきりと言ってくれた。てゆうか、そこまで言われると照れる...
「あ、そうなんだ。ど、同棲の方は?」
「私、家出中だから彼の家族と一緒に住まわせてもらってら感じで」
「家出中?」
「そんな状況で2人はやらかしたの」
きんの鋭い指摘が俺達2人の心に刺さる。




