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「さあ、これからどうする?」
「うん、そうだね」
俺達は今ある駐車場に車を止め、車の中で話し合っていた。
「ガチでできちゃったけど、これどうする?」
「ほんとうにどうしよう?」
「妊娠がわかったんだ。早めに親達に報告した方がいいよな」
「そうだよね。このままではいけないよね。でも...」
「わかってるって。俺の家はともかくそっちは...」
「家出した上に、今までずっと男の家に居候させてもらい、しかもその男との間に私のお腹の中に赤ん坊がいるってしったら...」
「普通の人なら激怒だな。責任も取れないような状況でよくも抜け抜けとそんなことをやり通したなって言われるだろうな」
「そうだよね〜。こんな状況で学生で妊娠。これから何が起こるかわからないよね」
彼女は俯きながらそう言った。元はあなたが撒いた種なんだからなぁ〜。俺は何か考えがあると思っていたよ。まさか、まさかだったとは。流石に、この現状を親達に報告しないわけにはいかないよな。
「どうしよう〜」
彼女が必死にせがんでくる。俺も冷静を偽っているが、頭ん中はそんなんじゃない。めちゃくちゃなことになっている。本当にこの日が来るとは思っていなかったからな。まず、俺の家族はこうなることを読んでたとしてもこの妊娠を許してくれるとは限らない。こいつの親御さんだけの問題じゃない。どうせ、こういうのって、彼女の家に行って妊娠させてしまいましたって俺が土下座して、そして、一発引っ叩かれて俺が覚悟見せて許されるパターンだろ。こういうのって現実でもあるらしいからな。覚悟しないと。というか、痛いの嫌だから引っ叩かれたくない。ダメな人間のセリフかもしれないが言わせてもらう。俺は引っ叩かれたくない!引っ叩かれそうになったら避ける!その練習を今のうちにしとくべきだな。と話し合いは次回にも続きます。




