Page 42
Page 42
「やっぱりまずかったのかな?」
「・・・ここ何年も会話してないような人からも来てるところあるから...」
みんなからいろんなこと聞かれてるな。一部抜粋させてもらうとあの日の詳細を細かく聞いてくる者、彼女と付き合ってること、同棲してること、結婚してることとか妊娠してることとかまだ事実でもないことを聞いてくる奴もいる。まだ事実ではないことを。俺はここで決めた。
「取り敢えず家に帰ろう」
「うん、どうするの?」
「俺は全部無視することを決めた」
「え、全部無視するの?」
「変に返しても面倒だし、答えなきゃいけない義理もないし放置でいいかなって」
「でも、全ての人を無視は...」
「交友関係的に無理そうな人には少しだけ事情を話して秘密にしてもらおう。こんかやつとは今は関わりはないと思うような人は無視し続けよう」
「それでいいのかな?」
「あまり騒ぎされて拡散されても困るし」
まあ、もう無駄だろうな。問題はどこまでのことが広がっているかだ。内容からして全部が知れ渡っているような感じだが。そりゃ、興味をそそられるような内容だ。口止めもされてなければこうなっても仕方ない。まず、彼女はかなりオープンにしてたからな。聞いた人達は別に本人はどうも思ってないんだと感じたのだろう。そうなれば話の種でぽろっと俺達の関係について話題が出ても不思議じゃない。むしろ、積極的に使っていいネタが提供されたくらいか。一人一人の文面から見ると大分情報の伝わり方にばらつきがある。俺達がただ付き合っているということだけを知ってる人、あの日のことだけを知っている人、何故か俺達2人が結婚して赤ちゃんがいるということを聞いてくる謎の勢力もいる。ここまで来ると公にするべきなのかもしれないが問題がやはりある。
彼女は家出中だと言うことだ。この内容が彼女の家族に伝わるのはまずい。どうにかして堰き止めないと。




