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きんの車が到着した。
俺は手を振る。きんは不思議そうな顔をして俺の目の前に止まる。きんは車の窓を開ける。
「横にいるの誰?」
久しぶりにあったきんからの第一声は俺の横で俺の腕を絡ませながらべったりとくっついている女性の事を聞いてきた。
「...俺の彼女」
「違うよ。私はこの人と将来を近いあったお嫁さんです。はじめまして」
「・・・」
きんは固まった。
「頼む。邪魔にならないところに一回駐車してから話をしよう」
「分かった」
きんは車を横に止め、車から出てきて俺達の元に向かってきた。
「彼女?」
きんは虚をつかれたような顔をして彼女をチラッと見てから俺に聞いてきた。
「そうだよ。俺の彼女」
「え、いつのまに彼女できたの?」
「話すと長いから車の中で」
「分かった。さっき、将来を誓い合ったとか言ってたけど...」
「ああ、嘘じゃない。俺達は一応結婚を前提に付き合ってる」
「え、その言い方だとそうじゃないみたいだよ。ちゃんとお腹の中の赤ちゃんのこと責任取ってくれるって言ったじゃん」
「誤解を招く言い方をしないでくれ...」
「えっ、えっ」
きんが引いている。
「頼むから引かないで話を聞いて」
この後、俺はきんに対して彼女の自己紹介をした。そして、きんのことを俺は彼女に自己紹介した。
「それで俺は連絡で俺達2人の予定だと聞いたんだけど」
「俺も久しぶりだしそうしようと思ったんだけど、彼女がついていくって聞かなくて。それで、今はこんな感じになったわけ」
「めちゃくちゃラブラブじゃん。羨ましい〜」
ニタリとした笑顔できんは俺に言ってくる。
「これはこれでいいようで悪いこともあるのよ」
「そうなの?全然そう見えないけど。彼女さんめっちゃ幸せそうな顔してるけどどうやったらこんな女捕まえられるの?俺にも教えて」
「まあ、それも車の中でどうしてこういう経緯になったかと同時に話すよ」
「映画久しぶりだから楽しみー」
彼女は呑気そうにそう言った。




