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彼女が家に住み始めて1日目。その日の夜に事件は起きる。
話は順序よくいかせてもらう。
これからやる場面は夕食だ。
「これもこれも美味しいですねー。お母さん料理上手なんですね」
「あら、そう言ってもらえると嬉しい」
彼女はまだこの家に来て一日だが大分家族と馴染んできていた。この後はお風呂に入って、俺の部屋に2人で行く。
俺の母が彼女に話しかけてくる。
「本当に大丈夫?布団も部屋も別に準備するけど」
「いえ、大丈夫です」
「そお?何かあったら言ってね」
「はいっ」
母は俺の部屋から出て行く。俺は彼女に改めて聞く。
「ほんとにいいの?一緒に寝...」
ボスッ
彼女が言葉を遮るようにいきなり抱きついてきた。こんなことは現実にあるのだろうか?なんかリアリティ性がだんだんなくなってきてないか?いや、それは最初からか。
「大丈夫ってずっと言ってるじゃん。気にしなくてもいいって。それとも私と一緒に寝るの嫌?」
「いや、そんなことは...」
こんな可愛い女の子と一緒に寝れることは嬉しいが、布団狭いからちょっと寝るのにはきつい。俺は寝る時、自身の世界に入らないと寝ることができない。だから、本当の本音は一緒の布団で寝たいとは思わない。いや、もっと言わせてもらうと本当は一緒に寝たい。なんか俺、矛盾言ってないか?
そして、今回は文頭の言葉を回収できなかった。




