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「はーい」
無駄に甲高い声がしながら玄関が開く。俺の母親が目の前に現れた。つまり、玄関ドアを開けたのは俺の母親だ。
「ただいま」
「おかえり?なにやってんの?わざわざ自分の家なのにインターフォンなんて押して」
「え、いや、それは...」
俺は目を泳がせる。
「ん?後ろに誰かいるの?」
俺が目を泳がせていると母は後ろにいる彼女に気づく。
「そうなんだよ」
俺がそういうと横からひょこっと彼女は顔を覗かせた。俺は母が彼女のことがよく見えるように避けた。
「誰、その子?」
「初めまして」
「実は...」
「私この人とお付き合いをさせてもらってます」
俺が何か言う前に彼女がそう言った。俺があまりに頼りなさそうだからか彼女が先に言ってしまった。正確には、先に言われてしまったと言うのが正しいかもしれない。
「え、彼女さん?」
「はい、これからこの家でお世話になります。今後ともよろしくお願いします」
「こちらこそ」
2人とも互いに頭を下げ合っている。その光景を何故か俺はただ宥めているだけ。これは明らかにおかしいよな?
ここで注意させてもらうと作者の頭の中でここのシーンはダイジェストで考えていたため、全然シーンが浮かんできていない状況です。なので、ここから先は当分間延びする展開が続きます。




