1話
マイペースに投稿するだけの作品です。
「このゲームも飽きたな、知ってるゲームは作って全部攻略済みだし、何かやることねえかなあ。」
ふと思い出した。
「そういえば俺、転生したんだった。」
気が付いたら真っ白な空間にいて、することなくて暇だな、ゲームでもしたいなと思ったら目の前にゲーム機があったときは驚いたな。早速やろうと思ったけどモニターがないと気づいたからモニターも欲しいなと思ったら出てきて、その時に気が付いたんだよ、この世界最高だってな。欲しいと思ったものが、でてくるんだぜ、もういうことねえな、って思ってたんだがな。考えが甘かった、死ななかったんだよ。というか死という概念があるのかもわかんねえ。途中までは年を数えてたんだが20年ぐらいで衰えがないことに気が付いてやめた。
「とりあえず、異世界つくりますか。」
そう言った瞬間、白かった世界が反転したかのように黒い世界に変わった。
「大元は、前世の記憶のまま宇宙と地球と太陽と月作って、そこに魔法という概念を足しておけばいいだろ。後は生き物をどうするかだな。」
自分で作ってもいいけど、ここは別の人に任せようかな。
「作るなら女の子だな。男とか誰得だよ。」
片方はオレンジ髪で銀の瞳で、もう片方は銀髪のオレンジ瞳、服は和服と洋服にして、性格は従順であればなんでもいいや。
「よし、いい感じでできたな。生き物は流石に初めてだからちょっと不安だったんだよな。」
ちょっと見た目が幼くなりすぎちゃったけど、まあいいか。そのうち成長するだろ。
オレンジ髪の子が話しかけてくる。
「あなたは誰ですか?」
「俺は君たちの生みの親だ。突然で悪いんだが君たちに頼みがあってな。異世界の住人を作ってほしいんだ。」
銀髪の子が言う。
「異世界の住人?」
「そうだ、俺の元居た世界の記憶があるだろ?俺の記憶を少し入れたからあるはずだ。元居た世界で異世界物のアニメや漫画、小説などにでてくるような生き物を作ってほしい。」
「それを作ってどうするのですか?」
「元の世界にいたときにも憧れがあったからな。異世界転生したはいいが、何もない空間にいたんじゃ意味がない。まあ、今までそんなこと忘れてゲームしてたがな。つまり、異世界ライフを満喫したいんだ」
「わかりました、パパ。」
「了解。」
「よし頼んだ。それと君たちの名前なんだが、そこに太陽と月があるから、オレンジ髪はアマテラスで銀髪はアルテミスでいいか?丁度この世界の神になるような存在になるし、丁度いいと思うんだが。」
「私は全然かまいません。寧ろ名前をつけてくれてありがとうございます。」
「私も大丈夫。ありがとう。」
「あとは任せた。俺はできるまで寝てるから。」
「わかりました、必ず楽しい世界を作ってみせますので、期待しててくださいね。」
「安心して眠って。」
その言葉を聞いた後、俺は今までにないぐらい長い時を眠るのであった。