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最強の遊び人〜賢者になるのをめんどくさがった結果、追放されてケモ耳メイド拾いました〜

「こいつ、追放します」

 目つきの悪い30歳、遊び人のライズは魔王を倒して凱旋した後、国王の面前で勇者にそう告げられた。

「あー、まぁいいっすよ?」

 軽いノリでパーティーを離脱したのも、それはそのはず。
 ライズは自ら勇者に頼んで、自分をわずらわしいパレードだの英雄だのという存在から外してもらったのだ。

 彼は極度のめんどくさがりだった。

 謁見の後、追放の礼として仲間内だけで開かれた宴会で勇者から婚約者を迎えに行く依頼を受けた彼は、仲間の三下賢者、サモンとともにブラブラと旅に出る。

 そして途中で遭遇したケモノ耳の少女をナンパしていた連中を、めんどくさいと思いながらもあっさりと倒した。

「あ、遊び人のくせになんでそんな強ぇんだよ!?」
「さぁ?」

 遊び人は、極める奴がいないので今まで誰にも知られていなかった特殊な能力があった。

『見盗った技を魔力なしで発動できる』
『範囲攻撃を確定回避』
『攻撃すれば急所に当たる』

 などなど。
 遊びと幸運は、実は最高神である女神が人間に与えた規格外の能力だったのである。

 めんどくさがりゆえに全く名を知られることのなかった最強の遊び人は、助けた少女を連れて今日ものんびりと、勇者の婚約者を迎えに行くのだった。

 
遊び人は旅に出ました。
2019/02/11 07:00
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