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短編集1  作者: 中塩屋 治
1/3

有るものは、落ちていく。

 「川」

 暗闇に、何を見るという。光。ひとつの光。いまは、見えない、光。


 点々と、落ちていく。始まりは、空。終わりは、土。点々と。点々と。


 もう、数えることは、ない。幾つの、流れに、触れただろう。ここに来た、最初から。


 きっと、雨。雨が、落ちてくる。土は、逃げたくても逃げられない。どんなに大きな岩に、なろうとも。どんなに高い木の下に、隠れようとも。きっと、雨。


 確かに、違う、流れがあった。もっと、小さなもの。渡ることが、出来たのだから。


 土は、水が嫌い。離れていたい、と思っている。離れることに、した。

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