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3・ないしょばなし

 さぁて、どうすっかな……

 緊急事態だったからなりふり構わなかったが、せっかく今まで隠してきた努力がパァだ。最後に理性がした仕事、つまり今まで見てきた魔法術のみを使ったのが保険として働きそうなものの、事と次第によっちゃあ楽しい転生生活が台無しだ。マジでどうしよう……


 クーメスは黙って掃除をしていた。執事としては真っ先にお礼を言いに来たいのだろうが、赤ん坊の俺にこれ以上酷い物を見せたく無いのか、黙って掃除をしている。


 ちなみに、落ち着いた今だから分かるが、事の次第はこうだ。

 まず、俺が目覚める少し前に魔獣の襲撃があった。今までは母さんが一刀両断して追い払っていたが、どうもその時見た魔獣より強そうな魔獣が現れたらしく、そいつとクーメスが相打ちの形になり、取り巻きの大犬に襲われる直前に俺へ結界を張り、ずっと守ってくれていたみたいだ。細部は違うだろうが、いずれにせよ俺はクーメスに大恩が出来た訳だ。


 そんなクーメスは黙って掃除を(ry


「お待たせして申し訳ございません、グレイキン様。そして、命を救ってくださり、ありがとうございます」


 黙ったままの掃除が終わり、最低限の見てくれを整えたクーメスが綺麗なお辞儀を見せる。もし声帯が発達していて、最低でも十歳の体だったら「よせって、俺が寝ている間に助けたのはお前だろ」と反論しているところだ。残念ながら俺の声帯はアーだのウーだのしか発せず、生後六ヶ月のベビーボディなので「アー」しか言えなかったが。


「違う違うとは思いたかったのですが……やはり、グレイキン様はそうでしたか」


 え、やだ不吉。何その前フリ。

 ……ふっ、覚悟は出来ていたさ。何かの拍子で魔法術を使っているところを目撃されたり、偶然じゃ済ませられないような事をして正体がバレたりと、日常が終わりを告げる場面なんて何度も想像してきた。だから辛くなんて全然……



「サリエス・ローチェスの第六魔眼、『継承の銀眼』の持ち主なのでございますね」



 は? えーっと……魔法術を構成する単語の一部と眼って事は……魔眼!? 嘘ぉ!?


「既に魔法術士のどなたかが宿っていらっしゃるのですね。私がお見せした魔法術と同じ魔法術にしたのは、グレイキン様に異常者の目を向けさせないためなのでしょう。そのお心遣い、まことに感謝いたします」


 何やらとんとん拍子で話が進んでいったが、要するに俺はナントカの魔眼を持っていて、それを持っていると幽霊か何かが俺に取り憑いて何かするらしい。


「アー?」

「グレイキン様、これはベルネルト様より申し付けられた事ゆえ、失礼を承知で行わせていただきます。開かずの永久にいざ行かん……」

『私の命を救ってくださった魔法術士様、聞こえておられますか?』


(ぬわっ!? こ、声が、心の中に!?)


『なんと……まさか成人をしておられぬ方でしたか。その未練が私とグレイキン様をお救いになられたのですね。不謹慎とは存じておりますが、感謝いたします』


(……えーっと、これは、つまり、テレパシーだな?)


『テレパシーというのがどのような魔法術なのかは存じませんが、これは心を通わせる魔法術でございます』


(…………クーメス、俺を助けてくれた執事。ありがとう。お礼を言わせてくれて、ありがとう。)


『何を仰います。執事として、当然の事でございます。それに、言い方は悪いのですが、私はグレイキン様をお助けしたのです。お礼を言われるのなら、グレイキン様がご成長なさってから……』


(悪い、俺がグレイキンだ)


『……え?』


(本当は隠したまま生きていきたかったんだが、心を読まれたんじゃ仕方ねえ。隠しようが無いからな)


『な、何を仰って……』


(自己紹介をしておこうか。俺の名前はグレイキン・ヴァルゲン。前世の名前は日露銀蛇。この世界とは違う世界で死んで、グレイキン・ヴァルゲンに転生したんだ)


『て、転生ですと!? まさか神竜の一族様でございますか?』


(ちげぇよ。誰だよ神竜。人間だよ、人間。この世界とは違う場所で生きて、死んだ人間。受け入れがたいだろうが、これは事実だ。その、ナントカの魔眼とやらは一切関係ない。何故ならグレイキンが生まれたときから俺はグレイキンの中にいたのだから)


「そんな、まさか……」


 驚きのあまりだろうか、クーメスは喉を直接動かして動揺を伝えてきた。もうなんもかんもが手遅れだが、一応説得だけはしてみよう。


(あー、まだ繋がっているか?)


 クーメスは黙って首を縦に振った。


(こんな事を言える義理じゃないってのは分かってるんだけどさ、父さんと母さんにはこの事を内緒にしておいてくれないか?)


『……何故、とお聞きしても?』


(それが当たり前だし、聞かれなくても説明するつもりだった。この世界にとって俺が異物だって事は百も承知している。だけど、それは父さんと母さんには関係の無い事だ。二人はグレイキンという子供が生まれて幸せを感じている。その邪魔をしたくないんだ)


『……』


(クーメスにはバレちゃったけど、俺はこれでも父さんと母さんの子供でありたいって思っているんだ。前世でも親父とお袋は愛していたけど、結局親孝行をする前に十五で死んじまった。だから、せめて今世では親を悲しませたくないんだ)


『……』


(これまでどおり普通の赤ん坊の演技はしっかりやるし、涎やご飯を垂らしたりしないって約束する。それに……)


『それ以上言う必要はございませんよ、グレイキン様』


 不意に、クーメスがにっこりと笑って俺の言葉を遮った。


『あなた様がどなたであろうと、私の命を救っていただいた方で。それが悪の道で無いのなら、私は喜んで従わせていただきましょう。ベルネルト様とフリスチーナ様には内緒にしておきます』


(……良いのか?)


『もちろん、報告はさせていただきます。ただし、グレイキン様が魔眼持ちであった事、天才魔法術士の少年が宿っておられる事、そして私の命を救ってくださった事を。グレイキン様……いえ、ヒツユギンイ様は私とグレイキン様、二人の秘密でございます』


(……ありがとう、クーメス)


「いえ、これも執事たる者の務めでございますから」


 そうなのか?


(あっと、ちょっと待った)


「いかがいたしましたか?」


(えっと、たまにこういう風に会話をさせてくれないか? 前世では十五歳だったから、半年も会話無しの生活はわりあいきつかったんだ。魔法術に関しても聞きたいことはあるし、ダメかな?)


「とんでもございません。こちらこそ、ヒツユギンイ様には聞きたいことがございましたので、丁度よろしいかと」


(俺に聞きたいこと?)


「ええ。その辺りもひっくるめて、また後日お話の機会を設けさせていただきましょう。今はとにかく、これ以上見苦しい姿をお見せしたくございませんので」


 あ、少し素の言葉が出た。けど、俺の胸のうちに仕舞っておこう。

 少しすると、クーメスから伸びる何かが消えたような気がした。


「それでは、少々お待ち下さい!」


 そう言って、クーメスはいつもの調子を取り戻しながら家の中へ着替えに行った。魔獣の襲撃があった直後は他の魔獣が怯えて襲ってこないから、遠慮なく着替えてきてくれ。




 魔獣襲来の翌日。

 クーメスが再びテレパシーを繋げてきた。


「お待たせいたしました、グレイキン様!」


(いや、昨日から魔獣関連のアレコレや家事が忙しかったのは分かるし、あれだけの大怪我を負っていたんだからむしろもう少し休んで欲しいまである)


「はっはっはっ! 私は狼の獣人ですので、傷から立ち直るのは得意なのでございます!」


(そうなのか。俺のいた世界に獣人はいなかったから知らなかったな)


「なんと! もしや亜人排斥主義者がのさばったのですかな!?」


(いや、元々いないって意味だよ。まあ、もしかしたらどこかに隠れ住んでいたのかもしれないけど、社会的には存在しないよ)


「なるほど! つまり、同族が理不尽な眼にあっていない世界という事ですね!」


(理不尽以前に存在が無いからな。まあ、獣人大好きって言う奴は忌避されてたけど)


「それはこちらの世界でも同じでございます。亜人だからと言って即決どうこうするような国こそ少なくなりましたが、未だ差別意識は深く根付いていますので」


(亜人? 獣人じゃないのか?)


「人間ではない人型の種族の総称でございます。その中で、エルフとドワーフは古くから人間の友なので、差別はされておりません」


(なるほど。それにしても、結構柔軟なんだな)


「と、仰いますと?」


(だってさ、普通信じられねぇぜ? 異世界から転生してきた、なんて言われても。最悪悪魔が乗り移ったのなんだのって言われるかと思ってたくらいだ)


「十年ほど前の私ならそうしていたかもしれませんが、色々と経験を積んできましたので、その程度では揺らぎませんぞ」


(クーメスってたまに言葉遣い乱れるよな。無理してる?)


「こ、これは……その、お恥ずかしながら、まだ勉強中の身なのでございます」


(執事の?)


「その通りでございます。獣人は細かいことが苦手で、特に丁寧な言葉遣いというのは難しく、意識していてもときおり乱れてしまいます」


(なるほど。まあ、父さんや母さんがそれで良いって言ってるんなら俺も構わないよ。それより、父さんと母さんは知り合いか何かなの?)


「恩人でございます。それがどうかいたしましたか?」


(いやさ、父さんってどこか貴族然としているけど、それにしては使用人がクーメスしかいないし、木造の質素な家だから違和感を覚えていたんだ)


「なるほど……では、ご説明いたしましょう」


(頼む)


「グレイキン様のお父上、ベルネルト様はヴァルゲン侯爵家の三男で、幼い頃に旅人として生きる道をお選びになられました」


(ふむふむ。確かに三男じゃ他に行く道は……待て、父さんは回復の魔法術が使えるんだろ? なら軍とかに行った方が待遇としては良かったんじゃないか?)


「真相は、当時から旅人であったグレイキン様のお母上、フリスチーナ様に一目惚れなさり、勝手に家を飛び出したのでございます!」


 意外だな。穏やかな人っぽかったけど。


(って、旅人ってのはどういう意味だ? 旅をする人……なんて、安直じゃないよな?)


「その通りでございます。旅人というのは本来、世界各地に冒険を求めて彷徨う者を指していたのですが、今では旅人互助組合という組織から依頼を受け、それをこなして金銭や名誉を稼ぐ者の事を指します」


(ふぅん……冒険者みたいなもんか)


「冒険者……とはどのような方でしょうか?」


(似たような概念はあってな、元々は冒険する者を指すのに、いつの間にか便利屋も同然の仕事をする奴らの呼び方となった悲運な職名だよ)


「どこの世界にも似たような者はおられるのですね」


(そうだな……それより、父さんと母さんの旅人生活について聞かせてくれ)


「かしこまりました。ベルネルト様とフリスチーナ様は本来の旅人のように世界各地を旅し、その先々で様々な事件を解決なさったり、強大な魔獣を討伐したりと数々の名誉を得、最終的にこの国の王を治癒した功績が認められて新たな貴族家として迎えられ、今に至るのでございます」


(ほぉ……なるほど、それでこの家と使用人の少なさなんだな)


「お分かりになられましたか?」


(勿論だ。この世界の貴族っつうのがどういう連中かはまだ分からんが、成り上がりの貴族なんて好まれる筈が無い。中でも過激派とかは始末しようと動くに決まっている。そんな状況で街になんかいられるはずが無いから、あえて辺鄙な場所に目立たない家を建てた。それにともない人も少なくなり、元々平民のような生活に慣れていた父さんと母さんは使用人を必要としなかった。どうだ?)


「流石はグレイキン様、ご慧眼でございます」


(ついでに言えば、街にいられないのは母さんが一流どころの旅人だからだろ? 武力で優れている気に入らない奴には毒を使うのが貴族のセオリーだから)


「まったくもってその通りでございます。正確に言えば、一度は首都に居を構えておられたのですが、三度の襲撃と五回の毒盛り事件がありまして、呆れ果てた国王様が家と余っていた領地をお与えくださった縁があったのです」


(呆れたの国王かよ。とんでもない国だな)


「どうか国王様を見くびらないでください。少なくとも、公爵家の方々の手綱はしっかりと握られておりますので」


(えぇ……まあ、最低限の仕事はしているって事だな。話は替わるが、鏡か何かを持っていないか?)


「と、言いますと?」


(ちょっと自分を見てみたいんだ。正確に言えば顔を。より厳密に言えば眼を)


「なるほど……申し訳ございませんが、鏡というのは侯爵以上の貴族でも買えるかどうかという高級品でございますので」


(あぁ、なるほど。了解。なら自分で用意するしかないか)


「……はい?」


 一旦会話を打ち切って前世ではありふれていた鏡を脳裏に浮かべる。確か簡単に言えば特殊加工した銀の上にガラスを貼り付けたのが鏡だよな。という事は、思い浮かべるのは極薄の氷と銀色の金属板だ。


 強く、深くイメージし、銀色の金属板にいたっては勉強する過程で深く調べた結晶構造やら電子の数やらを細かくイメージし、体内に魔法術が構築された頃を見計らって適当な壁に貼り付けるようにイメージすると、魔力が動いて目の前に立派……とは言い切れないものの、姿見としては申し分ない鏡が出現した。


 クーメスがびっくりして腰を抜かした。手を差し伸べたかったが、生後六ヶ月の赤ちゃんには無理だった。


「な、なんと……水の魔法術の中でも中級に分類される氷の魔法術に、偽物(ぎぶつ)の魔法術までお使いになられるとは……若き天才魔法術士という私の想像は、ある意味で正しかったのでございますね!」


(あらら、そんなに凄いことだったんだ)


 そんな事より……ふぅむ、まだ赤ん坊だから顔の良し悪しは分からんが、確かに右目は……なんか瞳自体の形が綺麗な六芒星なんだが。銀色とか以前によくこんなんで違和感無く視界が確保出来るな、おい。あれか、異世界のトンデモ法則が仕事してんのか。


 ちなみに左目は父さんと同じ、鮮やかな緑色だった。(みどり)の眼だから碧眼だな。違うか、違うね。


 くだらない自己ツッコミは放って、クーメスとの会話を再開する。


(なんでこんな分かりやすい異常があるのに確信しなかったんだよ)


「分かりやすい異常、でございますか? ああ、そういえば、魔眼は本人が見ると特殊な形状になっていると聞いた事がございます!」


(あー、なる。そういえば、俺の魔眼ってどんなのなんだ? 魔眼という言葉は知っているが、具体的なことはまったく分からないんだ。出来れば発祥とかも教えて欲しい。そういうの気になる性質なんだ)


「承知いたしました! 魔眼とは二代目魔王サリエス・ローチェスが原初とされ、歴代魔王の中でも数少ない人間との友好を望まれた魔王様でございます! サリエス魔王は友好の証に多くの人間を孕ませ、その子々孫々に魔眼を授けられました。以来、サリエス魔王の加護を受けた人々の子孫は稀に魔眼を発現するようになったのでございます!」


(はぁ……魔王、ね。そっちも気になるけど、次は俺の魔眼について教えてくれ)


「グレイキン様の魔眼はサリエス・ローチェス魔王が六番目に人間へ与えたといわれる、『継承の銀眼』でございます! 通称、銀眼はサリエス魔王の子孫の中でも特に発現しにくい三つの魔眼の一つで、古の英霊をその身に宿し、英霊が伝えきれなかった技を、知識を、魔法術を受け継ぐ事が出来るといわれております!」


(ああ、なるほど。だからクーメスは俺に天才魔法術士の少年が宿ったとか言ってたのか。まあ、生後六ヶ月で魔法術を使うような奴がまともな人間の筈が無いもんな)


 と、俺としては至極真っ当な事を言ったつもりだが、クーメスは何故か肯定的に首を横に振った。


「いいえ、グレイキン様はまともな人間でございます! 聞けば、齢十五で他界いたしましたとか! グレイキン様……いえ、ヒツユギンイ様には元の世界での未来があったでしょうに、その絶望を歯牙にもかけず、新たなお父上、お母上であるベルネルト様とフリスチーナ様を気遣われるなど、性根の曲がった人間に出来るような事ではありません!」


(……褒められたのは嬉しいけど、なんか妙に手馴れてる気がするんだが。知り合いに俺のような転生者でもいるのか?)


「私は獣人の中でも特が付くほどの変わり者でございますから!」


 だからなんだ。

 と言いかけたが、変わり者なら仕方が無い。俺も俺の行動原理を倫理的に説明しろと言われても変人だからですとしか答えられないし。それが俺の倫理とか平気で言っちゃう人だからね、俺。


(今一納得出来んが、まあ良いか)


「細かいことを気にするとハゲてしまわれますよ!」


(生後六ヶ月の赤ちゃんになんてことを)


「あ、バカにしておられますね? では初代から十代目のヅィアメイディア国王の肖像画をご覧になりますか? なんとびっくり、三十代に入る頃には全員禿げ上がっているのですよ! しかも、初代様から三代目様の頭部には落書きが!」


(ちょ、おまっ、想像しちゃったじゃねぇか! ていうかそんな事言っていいのか!? なんか、王族誣告罪とかで死刑にされそうなんだが!?)


「歴代の国王様が笑い話として国民に聞かせる事もありますから、大丈夫でございます!」


(この国が大丈夫じゃねぇよ! 国王フレンドリーすぎだろ! そんなんだから貴族に舐められるんだよ!)


「もう、国民皆大爆笑! 衛兵など、気が緩む四年目の者は思わず笑い転げるせいで、いつの間にか正装がフルプレートアーマーからレザーアーマーに変わったほどでございます!」


(国民もヤベェな! つうか衛兵は仕事しろや! ていうか毎年同じ話してんのかよ!? よくもまあ飽きないもんだな! 逆に感心するわ!)


「そんな国ですから、建国から約四百年において一度も内乱が発生したことが無いのでございます!」


(江戸幕府よりすげぇな!? しかもレコード更新中かよ!)


「れ、れこーど?」


(あ、なんでもない。忘れてくれ……ていうか、わざと話題逸らしただろ)


「やはりお気づきでしたか!」


(別に良いけどさ。雑談ってのもこの国の事を知る事が出来るから重要だし…………ちなみに、俺の先祖の頭部は豊かか?)


「ご安心を! ヴァルゲン侯爵家は代々毛根逞しい方々でございますから!」


(ほっ。一安心一安心……母さんの方は?)


「……」


(眼ぇ逸らすなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)


 最近、後半になってギャグに走る癖がついてしまいました。どうしてこうなった……なんとかしないと。

 ちなみに、獣人設定でご都合を回避しましたが、私は執事とか使用人の言葉づかいはまったく分かりません。ネットで調べても中々コレだ! という物が見つかりません……もしよろしかったら、情報提供お願いいたします。

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