表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
正義の味方と悩み  作者: ちゃこぺん
高畑くんが悪の秘密組織に!?
1/12

高畑少年とメタルと赤い人と

「うわぁぁぁーん!」


 高畑(たかはた)少年の悲鳴が響く。彼は近所で有名な野良犬、通称メタルに追いかけられていた。必死に逃げる少年、追いかける犬。

「ガルルルル」

 気づけば逃げ場のない路地の突き当たりに追いやられていた高畑少年。犬は刃物のような牙を光らせながら、一歩一歩少年少年を追い詰める。


 もう終わりだ。


 少年は全てを悟ったように目をつむる。




「キャンキャン!クゥーン…」

 甘えたような犬の鳴き声が聞こえる。ゆっくりと目をひらくとそこには尻尾を振りながら赤い人に飛びかかっているメタルがいた。

「少年よ、もう大丈夫だ。安心したまえ。」

 メタルを手なずけた赤い人は白い歯をキラリと輝かせて、そう言った。そしてメタルと共に少年の前から去っていこうとした。

「まって!赤い人!」

「…」

 赤い人は黙って振り返る。

「ぼくも赤い人の仲間にしてよ!どうやったら仲間になれるの?赤い人、かっこよすぎるよ。」

「仲間になりたかったら、勉強も運動も一生懸命努力し、ご飯をしっかり食べるんだ。あ、親孝行もわすれるな。そうすれば必ずスゴスギンジャーの仲間になれるだろう。」

 赤い人は再びメタルと歩き始めた。


 なんだろう、心が踊る…


 この出来事により高畑少年は正義の味方を目指すようになった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ