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万華鏡の二人
昨日までの僕がどんな生き方をしていたのか
それすらも思い出せない
その代わりに手に入れた
存在するからこその虚無と
埋まらない隙間
嘘じゃない 本物なのに
どんな幸せでも涙が溢れる
共にいることが怖くて
でも それを望んで
何もかもが矛盾している
左隣の温もりが
春風にさらわれるなんて
きっと僕は耐えられない
君との日々が破片となって
きらきら廻る
移ろう色が零れ落ちる
幾つもの形が変わる一瞬
花びらが僕を包み込む
万華鏡の中の二人は
明日も これからも ずっと 一緒かな
「カレイドスコープ」