プロローグ改
間違えたので書き直しました。
プロローグ
そこは、戦場だった。そこには、少年や少女達がそれぞれ武器を持ち、敵と戦っていた。そして、一人、また一人と少年少女達は死んで逝く。そして、中学生ぐらいの少女は一人の小学生ぐらいの少年と走っていた。
「あともう少しよ、頑張って!」
少女は、後ろから着いて来ている少年に言った。
「待って、お姉ちゃん!」
少年は前に走る姉を追い掛けていた。
「俊、もう少しで皆がいる所に着くから、それまで……!?」
姉は、弟の俊を励まそうと思い振り返った。しかし、俊はいなかった。姉は何処にいるのかと探した。しかし見付からない。
「ッ!!」
姉は俯いた時、俊を見付けた。しかし、俊は頭から血を流して倒れていた。
「し、俊!」
姉は俊の元に行き、俊の名前を呼ぶ。しかし、俊からは返事が無かった。姉は俊の脈を測るも、脈には反応が無かった。
「………………」
姉は呆然としていた。ただ一人の肉親である弟は、頭を撃ち抜かれ絶命していた。
パァァァン!
その時、一発の銃声が戦場に響いた。そして、姉は俊の側でお腹に鋭い痛みを感じ、自分のお腹を見た。
「あ……」
自分の辺り一面は血の海となっていた。そして、姉は気付いた。´自分は撃たれた`のだと。
そして、姉は弟のお腹に頭を乗せながら思った。
『平和な世界で暮らしたいな』と。
そして、少女は死んだ。
感想などがあれば待っています。