表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
丘陵のさき 世界の先  作者: 玲於奈
PR
23/57

凱旋コンサート

なし

帰り際、置いてあったビリヤードの台が氣になってラウンジこと

バーの様子を見に行こうと思った。

どんな人々が集うのだろう。見たところ、校内は女子学生が多いので華やかなのだろうか。

数学の授業で会った、英国版はっちゃきことケイトはいるだろうか

もしかしたらというへんな期待があった。

部屋の前まで来ると折りたたみの机が出され、張り紙がぺたぺたはってある。

どうやら、その机は何かの受付のようだ。たくさん貼られたA4のポスター。

「ライブコンサート TAKI 凱旋コンサート あの伝説の JAPANギタリスト

 TAKI ついに本学に凱旋!!!帰ってきたTAKI リターンズTAKI

 サンキュウTAKI 入場料 1£ 見逃すな。今夜7時」

TAKI先輩が戻っているのか。俺を追いかけて戻ってきてくれたのか。

助かった。素直にそう思った。これで救われた。

床に落ちているちらしをもらいひとまず部屋に戻ることにする

滝先輩もCONSELAHOLLだったと言っていたのできっと宿舎にいるはず

そう思い、渡り廊下を宿舎に戻る。学生が降りてくる。

そうか夕食の時間か。滝先輩は時差ぼけではないだろうか。日本のお菓子か何か

持ってきていないだろうか。

4、5人の宿舎から降りてきた学生一団。見るなり突然、大声で「TAKI」「TAKI」と叫ぶ。

坂を駆け下り走ってこようとする者もいる。

私との距離が縮まるや口々に何か叫ぶ。肩をたたくやつもいる。エアギターをするものもいる。

期待してるぜ。そう言っているようだ。

なんのことだ。私を滝先輩と思っているようだ。おかしい。勘違いしている。急いで宿舎に戻る。

あいかわらず、跳んだりはねたり音楽学校の小学生、相変わらずパワフル。

疲れをしらない小学生。

「今日、日本人来た?」と聞いたら「知らない」と首をよこにふる。

かまわず、次々聞き込んでいると鋭い殺氣。いや視線を感じた。振り返ればヤツがいた。

子どもたちの付き添い婦。名を付き添いブー。

すでに怒りモード。「怪しい男に声をかけられた」多分そのように伝わっているようだ。

かなり怒っている氣配。何か言われる前にこちらから。

「今日、新しい日本人留学生いましたあ」語尾はもちろん上がり調子。

一瞬の間をおいて「NO====」すごい怒氣。

「ありがとやんした」日本語で言ってすばやく撤収。

なし

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ