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丘陵のさき 世界の先  作者: 玲於奈
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21/57

メールの文面

なし

昔に戻ろう。さてさてくだんのパソコン部屋に到着。大学棟のどんづまり。

入って驚いた、部屋はもともとせまいがそこら中天井から壁から横や縦にコードがはっている

何かが増殖中、そんな有様。

しかしながら、昔ながらの校舎をなおしつつ使っているのは立派

カーテンも閉められ蛍光灯のみ。

12、3名の男女が画面にむかっている。誰も振り返ってくれないので自分で出した

ハーイという声も沈みつつ、どうしたもんかと思えば、肩をたたかれた

半袖のサイケなTシャツ、ジャージ姿、ランニングシューズ

もじゃもじゃ髪の大男、Tシャツに汗をかいている

そして、なんだ貴様という形相、呼べばれていながらびびる形相。

内心、刺されるか、そう思った。

大男は、「よう新入り、わしの名はジョン・マクドナルド、ここの研究主任じゃ」

そう名乗る、マクドナルドはスコットランド、アイルランドで多い名字

日本の佐藤さん、鈴木さんか。

「さあ、こちらの名を名乗ったんじゃ、貴様の名は何じゃ」

「じゅん、よしおかだ」負けずに威張って言う。

ジョン、もごもご名を発音する。じゅんはなんとか言えるが、よしおかはうまく発音できない。

ひひひ。

しかし次に名を呼ばれた時はジャンになっていた。そして、ジョンが私に

「メールだろ、用意はできてる、おまえは、インターネット、メールは初めてか?」

わからないのも癪だが、はじめてなので使い方を教わる。

インターネットは日本語がパソコンに入植されていないのでローマ字で変換される。

日本の大手の新聞社、初動期にもうホームページを持っていた。さすが。

次に、メール。打つときも同じくローマ字。だからローマ字の日本語うち

だから日本に送るメールはこんな感じ

「KONTIWA OGENKIDESSUKA・・・」

しかし、メールはこんなのでホントに届くんか

内心疑問。そして、手紙の方がはやいんではと思ったがふんふんうなずき。

ジョンにありがとう。ありがとうを連発する。

しかし相手があってこそのメール。実際メールは本当に業務用でそれ以後メールが来るのは

日本の本学 学生課のみ。

だから例えば、送るのはこんな文面

「KANE OKURE」

すると向こうからだいぶたって

「SYOUGAKUKIN OKURERU」

味もそっけもない。

なぜなら、当時一般には大学関係者くらいしかメールは利用されていなかった。

というかメールアドレスを今ほどみんなが持っていなかった。メール自体が知られていなかった。

なにせよ。ポケベル。


まあもともと、インターネットは軍事用に発達したもので大学で研究に使われていた

そのような経緯もあると思う。

なんやかんやで、小1時間お世話になったインターネットのページが出てくる間、ちょくちょく

まわりを観察すれば

意外にジョンは、みんなに信頼があついよう。

まさに、ここを基地に情報を集める紳士。紳士というより大男だが。。そう思った。


なし

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