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第2ボタン  作者: BJC
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卒業式

卒業式が始まり校長やPTA代表などの話はなんとなく聞こえていたが僕は手紙の事ばかり考えていて全く聞く気はなかった。なんて言ったって初めて女の子から貰った手紙かも知れない。(最初で最後かも知れないし…)そんな中落ち着いていられる訳もなかった。そんな中僕の名前がいきなり呼ばれた。


『3年B組 木村 裕司!』






『………え!?何で僕が呼ばれたんだ…。話を真面目に聞いてなかったからなのか…?だとしたらやばいな…どうしよう……。』と僕は思った。


卒業式なんかで恥をかきたくなかったけど仕方なく『はいっ!』と言って立ち上がってみた。すると…


『そんなとこで立ってないで早く舞台まで来なさい!!』


と先生に言われてしまった。


『あー…僕は卒業式という人生の晴れ舞台で説教を受けるのか……しかも親の目の前で。最悪だ…』


今までにないくらい自分の間抜けさを憎んだ。周りを見ると友達は皆笑っていた。しかし拓馬だけは呆れている様に見えた。重い足取りで舞台に上がった僕はやっと呼ばれた意味が分かった。


僕はクラス全員の卒業証書を貰う役だったのだ。不覚にも完全に忘れていたようだった。


ホッとしたと同時に僕はとても恥ずかしくなった。自分ですら顏が赤くなっているのが分かるほどに。


その後は恥をこれ以上かきたくなかったので卒業式に集中する事にした。




この時はその事が僕に大事な事を忘れさせてしまっているなんて思いもしなかった……






そして卒業式が無事終わり、この学校、そしてその仲間達と別れる時が来た。僕には仲の良い友達があまりいたとは言えなかったけれどそれでもやはり寂しかった。特に拓馬との別れは……。


教室で聞いたのだが拓馬もクラスの男子だけでご飯食べにいくというので僕も最後なんだし…と思って行く事にした。

『いくら男女仲が悪いとしてもこんな時まで男子だけでやるのか…。暑苦しいというかむさくるしい…。』


まあそんな理由を僕が理解出来るはずもなかったのだが。

そうして僕らは学校の側にあるレストランに入っていった。

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