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雛霧の書  作者: 雛霧
44/49

カイコン

暗い

どこまでも続く闇の中に

僕は独り立ち尽くす


何も見えない

何も聞こえない


手を伸ばしても何もなく

足を動かしても何にも当たらない


怖い

淋しい


どうしたら

光はどこに



“本当に何も見えないの”



本当に?

周りは黒一色で

僕の他には何も


見えるものが一つだけ


それは

それは僕の姿


僕自身が光ってる


気づけば音も聞こえてくる

小さいけれど確かに続く僕の鼓動


ここには僕がいる

僕の存在がある



光が闇を破り

音は静寂を破る


それならば

僕もこの世界を破れるはずだ



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