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雛霧の書  作者: 雛霧
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ジッタイ

ふわふわと浮かぶ綿毛たち


今故郷を離れた彼らは

そこから遠く離れた場所で

きっと綺麗に咲くと信じて

みな一斉に飛び立った


けれど現実は甘くは無くて


あるものは海に運ばれて

陸地も見ずに沈んでいった


あるものは固いアスファルトの上

地面に届かず潰された



それでも季節は巡り花は咲く

美しく凛と花は咲く


厳しい旅を乗り越えた強さ

それだけがその美しさではない


風の力や生き物の力

自分の周りの存在の力


全ての力を味方にできた

それこそが真の美しさ



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