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雛霧の書  作者: 雛霧
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ミズカガミ

ゆらゆら揺れる僕の顔


ある時は歪み

ある時は伸び


一瞬たりとも同じにならない

変わらない顔はどこにもない


どんなにおかしな顔だって

それはたしかに僕の顔


それが確かな僕の表情(かお)


それは自然に浮かぶものであり

決して作るものではない


人に作られた顔は冷たく

硬くてまるで面のよう


そんなのはいらない

そんなものはもう見たくない


だからそれを壊してしまおう


何も映ることがないくらい

粉々に細々に


人工的な顔ではなく

自然な僕を見てほしい



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