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ユウゲン
永遠という言葉に対し
僕らは何を思うだろうか
長い歴史を遡る中
多くの偉人達に会う
彼らの多くが永遠を求め
手に入れられずに散っていった
どこにあるのか分からないまま
今もなお人はそれを求める
けれど
永遠の時があったと言って
一体何ができるのだろうか
浮かぶ想いは尽きることがなく
抱く望みは果てることがない
そして最後に残るのは
消えることのない孤独だけ
果てない時ですべてを成すより
果てある時でなにを成せるか
それを直向きに追うことで
僕らは深みに辿り着く