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雛霧の書  作者: 雛霧
20/49

ホシノヨル

月のないこの空の中

星が散らばり輝いている

中でも一際光るのは

空で暮らす夫婦たち


年に一度の約束を

彼らは今日まで待ち続けた

その忍耐を労うために

カササギたちは群れ集う


白い鳥達に運ばれて

ようやく互いの顔を見る

愛しい者をその腕の中に

一日限りの物語

儚い星夜の物語



明るく輝く星空を見て

僕はふと想いを馳せる


この聖なる星夜が終わる前に

君に会うことができるなら


この物語の彼らのように


離れていても

耐えられるようになるのだろうか



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