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HE・IS・EI[平成の殺し屋]  作者: リンゴ
第5章 最終戦線
68/73

66、24時間チャレンジ(仮)

「はい、それでは第7弾となりました、ガビ・ゾディアックを召喚しようという番組です。今回は最終回となります。泣いても笑っても最終回!!前回ガビ・ゾディアックが現れましたが果たして、どうなるのでしょうか!?」


昼の12時、明るいリポーターが円の横に立っている。日に照らされたリポーターが隣の宝島にマイクを渡す。


「え、あの…そうですね〜。」


「はい。ガビ・ゾディアックに関する現時点での推測はありますでしょうか?」



「はい。現時点での仮説では、彼は物質の構成を変更する能力を持っていると考えられます。例えば酸素ラジカルと言うですね、水分子を分解するとできる有害物質があるのですよ。ガビ・ゾディアックはその有害物質を作り出す能力があると考えられる。その酸素ラジカルと言うのでいえばですね、水素水の……」



カメラはハッキリと回っていた。

今回は大型のカメラで、頑丈なカメラ、遠方からもカメラが設置されていた。



「じゃあ、ユウさん。お願いします」

監督が叫び、ユウは円の中心に入った。

緩いbgmが途切れ、緊張が走る。

タケシは10メートル程離れたテントから望遠鏡を覗いていた。




自称超能力者や宗教団体は殆ど見えない。先日の惨事から来なくなった人は多い。しかし逆に撮影の現地として、そして大型企画の最終回として野次馬は多く、集まっている人口自体は大幅に増えていた。1キロ先から野次馬達はカメラを構えている。



そして、前回のようにユウは腕を空に上げた。

耳鳴りがなるような高い音が鳴った。



彼は数分もせずに現れた。

「よう、ユウさん。元気かい?」

右手をユウへ向けて振った。


赤髪にフード。

咥えるは、燻ったタバコ。



彼はガビ・ゾディアック。



カメラは全て彼に向けられていた。




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