65、計画
「なるほど、それでは宝島君、意見を聞かせてください」前に立つ遠藤が話を振った。
宝島寿限無は咳払いをして立ち上がる。部屋には約50人が座っている。少し緊張しながら、「えー」と声を出した。
「えー、ガビ・ゾディアックの対策ですが、ユウさんの風の攻撃が有効だと思います。なぜなら、彼の能力は半径数メートル以内だけに効果があると考えられるからです。弾丸は通りませんが、風は通るようです。」
誰かが質問した。「その原理はどうなっているんですか?」「正直、詳しいことはまだ分かりません。ただ、半径数メートル以内はとても危険ですが、それ以上離れていれば基本的に影響はないと思います。詳しくは調査中です」そう言って、宝島はマイクを置き、席に戻った。
遠藤が話を続ける。「基本的な作戦としては、ユウさんが風で……」「ちょっと待ってください!」突然、後ろから声がした。「誰だ!」遠藤が振り返ると、そこにはタケシがいた。半袖短パンで、金属バットを肩に担いでいる。
タケシが言う。「つまり、ガビ・ゾディアックをユウさんの風で吹き飛ばして、その後のことはまだ決まってないってことですか?」
「……まあ、そうだな」部屋がざわついた。
タケシは続ける。「僕がぶっ飛ばして倒しますよ?それでいいですよね?とりあえず、ユウさんが前に出て、僕が後ろでみんなを守ります。もしガビ・ゾディアックが本気を出したら、僕が前に出て倒します。あと、この計画は内緒でお願いします。」
さらにタケシは言った。「ちなみに、僕の能力は念力です。要するに、僕が念力でガビ・ゾディアックを倒します。でも、簡単には倒せないと思うので、僕が弱らせた隙に警察が銃でとどめを刺してください。これでどうでしょう?」
遠藤は答えた。「検討します」




