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HE・IS・EI[平成の殺し屋]  作者: リンゴ
第3章 生命体の慟哭
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44、再会?

エイの目の前に居たのはガビ・ゾディアック。

そしてそれを囲む5人だった。



「エイ。ガビ……」

ニコリがエイの腕を掴んで言った。



「エイ……、お前は『平成』の仲間か?」

奥の方で黒ずくめの男が立っていた。

その声色には、重みを感じた。

「お前は、何者だ?」と聞く。

「俺は上の者だ。エイ……いや、Fか?」

「何故それをッ!?」

「ユウからは聞いているよ。私は、Xだ」




「ガビ・ゾディアック!」

コウが担架から上半身を起こしているガビに無音銃を構えていた。エイの腰には無音銃がなかった。

さっきコウに取られたのだろう。



「なんだよ〜」

ガビは担架から起き上がり、身体にめり込んでいる弾丸を1つずつ指で摘んで床に捨てる。



「撃つぞ!」

その声に怯みや迷いは無かった。

殺すのが初めてとは思えない程、冷静に引き金に指を添えている。



「今起きたんだけど、うるさい人嫌いなんだよ俺」

身体中に貼り付けてある医療器具やチューブを外して言った。



「うるさい!」

コウは心臓に向けて、引き金をひく。

ガビの動きが止まった。


3秒後、身体の内部が膨れるようになり、破裂した。

部屋中に赤い血が飛び散った。


コウは呆然とするようでも、希望に満ちているようでもあった。

「これで、死んだ。俺の友達…全員が報われたんだ」



しかしーーー彼の全身が黒い砂のように包まれ、渦を巻いた。血はその黒い砂に吸い取られ、渦が彼の肉体へ吸い寄せられていく。



次第に上半身が原型を持ち始め、黒い砂は体内へ収束して行った。1分も立たない内に、彼は肉体を取り戻した。


「痛いって!」

まるで友達とじゃれているように言った。


彼を取り巻く仲間は全員床に倒れていた。



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